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yaplog!が終わってしまうので、「新・くまのひとりごと」(2012年12月31日から2019年8月5日まで)をココに保管することにしました。
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夜中までおしゃべりに盛り上がったところまで書いた。

2人におやすみーを言った後、

あたしゃ、撮った画像のまとめに入った。

そして、とりあえずFBのアルバムにアップ。



その投稿をみた相方が連絡をしてきた。

「おっ!まだ起きてるんだ。」

あ!忘れてた。

相方に連絡するはずだったんだ。

すぐに電話をかける。

話をし始めて、極度の睡魔がアタシを襲ってきた。



寝落ちした。

「もう、眠いんだろ?電話切ろうな。」

確か、そんな台詞を聞いた記憶がある。

いや、それも既に夢かもしれん。



電話のコール音が鳴った。

ん?何?目覚まし?

いや、違う。



あいぽんを取る。

表示を見る。

「あづ」

とある。



へ?

目覚ましじゃないの?

電話?



兎に角、電話に出た。

「あ!姐さんでた!寝てたーー?」

「えっ?今何時?ん?何が起きたんだ?」

「今、下のフロントにいるんだよ。

8時過ぎても姐さんが降りてこないから、

寝てるのかなー?と思って。」

「まじか!?やっちまったのか!あたしゃ。」

「大丈夫?」

「う、うん。あーシャワー浴びてない。」

「シャワーはいいよ。(笑)」

「だな。じゃ、先に駅に行っておみや買ってて。

新幹線のホームで落ち合おう。」

「そんなに時間かかるの?

お土産は買ってるけど、姐さんの分も買っておこうか?」

「いや、大丈夫。ありがとね。

自分で買うよー。」

「じゃ、駅に着いたら電話して!」

「わかった!ホントにごめん!!!」



これが、仙台編のその1の冒頭に書いた、

アタシが「やらかしちまったこと」である。

いつもは偉そうに姐さんぶっていたアタシが、まさかの寝坊である。

顔面真っ青、心臓は口から飛びだす寸前という大ピンチ状態に陥った。



キチンとさんが幸いして、

荷物がぐちゃぐちゃーという状況はない。

あとは、着替えて、顔を洗って、歯磨きして…

と、頭の中で動きの流れを組み立てながら

手足を動かして実際に行動する。



いささかパニックに陥っているが、如何せん、一人である。

このあわあわ状態を誰かと共有できるわけもなく。

どうにかして、この窮地から脱出しなければならない。



(いつも用意周到のはずだったアタシが…

面目なさすぎる…T^T)



電話をもらったのが8時04分。

コートを着てブーツを履き終えたのが、

8時28分。

24分で全てを終えたのは、もはや奇跡かもしれない。



10階から1階のフロントに降りる。

部屋の鍵を渡す。

どこかしら、フロントの方々が微笑んでいる気がする。

(あらあら、この人、新幹線に合うかしら?)

そんな台詞が聞こえてくるようだった。



あづはフロントから電話をしたわけで。

おそらく、みなさんはアタシが寝坊したことはご存知かと。



「いゃー、寝坊しちゃいましてね!」

なんてぇ、軽口を叩く余裕はない。

「お世話になりましたー。」

と、半ば逃げるようにホテルを出た。

ちなみに宿泊した仙台国際ホテルはこんな感じ。



一昨日撮っておいた部屋の画像はこちら。



予想以上に広くて綺麗で申し分ないホテルだった。



ステキングなホテルに別れを告げ、一路仙台駅へ。

駅までほぼ競歩状態で歩いた。

仙台駅方面からこちらに向かうビジネスマンの数がとんでもない。

この先にいったいどんな会社があるんだろ?

と、思わず後ろを振り返ったほどだ。



駅前の巨大な歩道橋も、駅に向かう人は居ない。

唯一、一人だけ見つけたけど、

あとの大勢の人々は、みな足早にこちらへ向かってくる。

さながら、鮭が川を上る気持ちを味わった。



5分で駅に到着。

すぐさまあづに電話する。

生憎の留守電。

「今、駅に着いた!ホントにごめんね!」

と、メッセージを残し、

昨日、リサーチしておいたお土産屋さんコーナーに突進する。



とりあえず、萩の月のお店へ。

すると、斜め前にトランクとお土産の紙袋を持った2人を発見。

お会計をしつつ、電話をかける。

と同時に、ルミが気がついて手を振ってくれた。



走り寄ったアタシは、開口一番、

「本当にごめんなさい!!」

「大丈夫だよーー!」

「やっぱり、最後にやらかすのは姐さんだ。」

「お恥ずかしい限り。」

「まだ時間あるから、平気だよ!」



嗚呼、なんていい子たちなの。

心の底からありがとう。



その後は、白謙かまぼこ、善治郎の牛タン、

陣中の仙台味噌南蛮、仙台ラー油、

巨大プリッツの牛タン味を次々と購入。

前もって買うものを決めておいてよかった。



なんと、買い物直後、遠藤さんのサポートバンドのベース担当のヒロポンさん発見。(笑)

彼は、車で来ていたと聞いていたが、

帰りは新幹線なのかなー?



ミーハートリオはかけより、

「LIVEお疲れ様でした!」

と、声をかけた。

完璧に不審者だ。



誰だかわからんアタシたちに、

心優しいヒロポンさんは、

「ありがとうね!」

と、微笑み足早に去っていった。

新幹線の時間が迫っていたのだろう。

アタシたちも人のことは言えない。



ずんだシェークをリピートするという2人に、

「あたしゃ、起きぬけでなんも口にできん。」

と、パスをした。



シェークをテイクアウトした2人と共に新幹線の改札口へ。



改札に入るとルミが言った。

「あ、PASMOがない!」

「まじか?」

以前の大阪ツアーの際、往きの新幹線の中にパーカーを置き忘れたルミである。

今回もやっちまったか?

いや、寝坊したアタシには突っ込む資格はない。



「最後に使ったのはいつだか覚えてる?」

「えーとね…。」

みんなで考えた。

「そうだ!南北線に乗るとき、

PASMOが使えるかどうか試そう!

って言って、だしたよね?」

「そうそう。」

そんな記憶の糸をたどっている間も、

ルミは必死にリュックの中を探す。



「定期と連動したり、オートチャージにしてる?」

「え?オートチャージって?」

「わかった。オートチャージのことは忘れていい。

今度説明する。(笑)」



しばらくして、

「あったー!」

お財布の中にしまいこんでいたらしい。

よかった。

まじでホッとした。



帰りの新幹線はやまびこ132号。



席に着くや否や、朝ごはんと称して駅弁を食らう2人。

これでこそあづとルミである。

ルミは食前の前菜として、

あづは、食後のデザートとして、

白謙さんの蒲鉾を美味しそうに食べていた。^ ^



このあとの2時間、アタシは狂ったようにブログを書き続けることになる。

2人はというと、食後はゆっくりと夢の中に。

さぞかし美味しい夢を見てることだろう。



あっという間に東京駅に到着。

丸ノ内線、中央線へとそれぞれ2人は向かう。

アタシは横須賀線に乗り換えだ。



「本当に楽しかった!ふたりともありがとね!」

「私も楽しかった!」

「また行こうね!」



3人は自分たちの現実へと戻っていった。



横須賀線のホームはかなり遠い。

キョロキョロしながら、

大荷物を抱えたアタシは歩く。



ようやくホームに着いた。

すると、乗ったことは一度もないけど、

大好きな成田エクスプレスがホームにいた。

思わずパチリ。



この、成田エクスプレスのお向かいに横須賀線が止まっている。

車両の側面に「千葉行き」とある。

ん?千葉?



(いったいアタシは何処にに帰るんだ?)

地図の読めないアタシの脳内はプチパニックを起こした。

駅名の書いてあるプレートを探そうと歩いていたら、

成田エクスプレスが入ります…のアナウンス。

へ?成田エクスプレスが停まっているのに、

またも成田エクスプレスがくるだと!?



これって、もしかして…!

実は、今回の旅行で撮った画像を

ちょろちょろとFBにアップしていたのだが…。

その中で、こずが、

「成田エクスプレスの連結が好きなんだー!」

と、書いていた。



電車通のかんちゃんは、

「連結はロマンです。」と言い切っていた。

もしかして、アタシはこれから、そのロマンを目撃できるのか?

ワクワクし始めた。

成田エクスプレスがゆっくりと入ってくる。



駅員さんが何やら指示を与えている。



最後の指示が完了した。



無事にドッキング完了だ。

連結した部分を眺めていると

向かい合っている顔の部分が突然開いた。



ガチでびっくりした。

こんな風になっているのか。

何だかとっても感動した。



さぁ、早く帰らねば。

旅の片付けをしたら、お仕事があるんだもん。

でも、隣のホームに停まっているのは千葉行きだ。

冷静に考えたら…いや考えなくても

これは乗っちゃあかんやつだ。



あいぽんで乗り換え案内を検索した。

アタシが乗るべき横須賀線は、

1番線に来る久里浜行きだと教えてくれた。



あー。助かった。

乗る前でよかった。

階段を上って降りて1番線へ。

すると、見たことのない電車が停まっている。



配色がとっても綺麗。

書いてあるアルファベットを読む。

「房総エクスプレス」?

よくわからんが、兎に角千葉を走るんだろう。(笑)



お目当ての横須賀線に乗り込み、

すかさず、ブログの続きを書き続ける。

20分で武蔵小杉についてしまった。



この大荷物を持って、日吉からバスを乗るのかー。

そう思ったら、手が勝手に電話をかけていた。

「あー、みんみ?

えっ?寝てた?ごめんねー。

お母さん、死ぬほどお土産買っちゃってね…

うんうん。そう。

え?いいの?ありがとー!

いつものところで待ってる!」



交渉成立である。(笑)

そして、日吉まで東横線。

駅からはみんみのお迎えでロバート君。

アタシは無事に大好きな我が家に帰宅した。



荷物を片付け、みんみがお昼の準備をしている間に会社のパソコンを起動。

会社のあいぽんで、アカウントをチェックしたら、

山盛りのメールが来ているのがわかったのだ。



とりあえず、読んでチェックして、お返事を書きまくる。

あとの処理はこの最終章のブログを書いてから!と決めた。



みんみと食べた仙台の香りのするランチはこちら。



ホームの売店で買った牛タンホットドッグと

白謙のミニ蒲鉾。

どちらもうまうまー。



みんみとむっくに買ったおみやはコレ。



カバンに付けられるマスコット。

ほぼ、こども騙しであるが、

思いの外、みんみが喜んでくれたのがうれしかった。

先ほど帰ってきたむっくは、

3秒の間をおいて

「ありがとー。」と答えてくれた。

ウケると思ったのだが…残念だ。



自分用にはコレ。



ミニサイズのこけし。

蒲鉾が好きすぎるアタシにはたまらんデザイン。

「笹かま」って書いてあるんだよ。

もう、幸せすぎる。



あとは、なおちゃんやみどりちゃん、

会社や友だちにおみやを渡せば任務完了。



この3日間。

ホントにいろんなことがあった。

「人生はドラマ」というけれど、

この面子においては、

「人生はコメディ」というくらい、笑いっぱなしであった。



今日はラボ出勤はせずに済むことがわかり、

これから、在宅勤務に励みます。

そりでは、みなさま、今週も張り切っていきマッスル!



そして、こんなクソ長いブログを最終章まで読んでくださった奇特な方々。

ほんに、ありがとうございます。

愛してます。(笑)




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流石に2日目ともなると、

おかしなトリオの面々も仙台の街に慣れてきた。

イズミティ21に行くには、市営地下鉄南北線で行く。

ココから降りて行った。



あ!そうだー。

歩道橋の上で見た空が凄かったんだ。



航空ショーでもあったのか?

それとも変則的な地震雲?

今、ネットのニュースをみたら、

朝は千葉県、さっきも宮城で地震があったらしい。

うーん。地震は気になるな。



ま、今は話を先に進めよう。

地下に入り、久々に切符を買う。

PASMOは使用不可だったのだ。

…残念。



乗り心地は満点。

車内から見る街の風景もいい。

のどかな住宅街って感じ。

30分ほどで下車駅である泉中央駅に到着した。



電車はこんなん。



改札を出て、ひたすらまっすぐな地下道を歩く。

5分後、地上への階段を上る。

目の前にイズミティ21はあった。



しまった!

地下道を通ってしてしまったが故に、

駅の周辺の雰囲気を味わうのを忘れちまった。

ま、いいか。

今回は観光が目的じゃないからね。

あくまでも、LIVE!

これから、CANツアーの千秋楽、仙台公演が始まる。



昨日のLIVEハウスとは全然別モノの世界が広がっていた。

東京公演と同じストリングス隊が参加のアコースティックLIVE。

音の広がりも照明の使い方も全てが素晴らしかった。



が、この照明が後々アタシを苦しめる。

前から3列目のほぼ真ん中。

ステージ上、演者の足元に客席に向かっていくつかのライトが置いてある。

これが、曲に合わせてかなりの光を出す。



その光にあたしゃ目をやられちまった。

メガネをかけていたんだけど、

ズキズキしてメガネはかけられない状態。

裸眼0.1だから、メガネを外すと

遠藤さんたちのお顔はよくわからんようになる。



でも、輪郭がわからなくても、イタいのは耐えられん。

後半はこの目の当たりの痛みとの闘いとなっちまった。

オーマイゴッド。



何かバチが当たるようなことしたかなー。

あづとルミをからかうのが面白くて調子に乗ってたんかなー。(笑)

やっぱり、このところの寝不足が影響して弱ってたんかなー。



アタシの中ではなんだかなーな感じでLIVEは無事に終了。

遠藤さん、素晴らしいLIVEをありがとうございました。

体調万全で聞けなくてごめんなさい。



目の痛さから今度は頭痛との闘いを強いられつつ、

あたしらは仙台に戻った。

向かうはあづオススメの牛タンのお店、善治郎である。



昼間は長蛇必須のこのお店らしいが、

日曜日の夜、9時近くである。

すんなり入れた。



悩みに悩んで牛タンとお刺身のセット定食という、

超絶豪華でボリューミーなメニューをチョイスした。

普段と違う大胆なチョイスに自分でもびっくり。

これも、旅先マジックといえよう。



文句なく美味しい。

牛タンの横に白菜のお漬物が山盛りなのが謎。

そのまた横にあった、青唐辛子味噌がサイコーに美味。

あづもルミもその青唐味噌はいらんという。

ごはんは残したが、2人の青唐味噌はしっかり戴いた。



美味しいモノをたらふく食べて、

おしゃべりに興じる。

これ以上の至福の時間はない。

あっという間に時間は経っていく。



まだまだ名残惜しい空気が流れた。

「何処かでお茶する?」

とあづが言ってきた。

「そんなもったいない。(笑)

アタシの部屋でおしゃべりすればいいさ。」

てなわけで、12時半まで3人のおしゃべりタイムは続いた。



嗚呼、ホントに楽しかった。

ラストの帰宅編につづく。






只今、帰りの新幹線の中。

やまびこ132号に揺られている。

ようやく、ドキドキがおさまりつつある。



LIVEのドキドキかって?

いやいや、もちろんLIVEは素晴らしかった。

しかし、このドキドキはちと違う。



実はこのあたくし、最後の最後にやらかしちまったのだ。

そりでは、ココまで来るまでのお話を書こう。

まずは、昨日の朝に時間を戻す。



目覚ましなしで6時30分に起きたアタシは、

物凄い勢いでブログを書きまくった。

石巻三部作と呼んでいる大作だ。(笑)



3人での待ち合わせは10時。

それまでに書き上げちまおう!

アタシは何かに取り憑かれたように書きまくった。



すると、3人のグループLINEが入った。

ルミからだ。

「15分遅らせていいですかー?」

「もちろん!」

今度はあづから、

「姐さん何してるの?私、暇ー!」

「ブログ書いてるよ。じゃ、アタシの部屋においで。

ルミも準備ができたら、こっちにおいで。」

「ほーい!」

「了解!」



ほどなくして2人はやってくる。

で、だらだらとおしゃべりタイムがスタート。

今日の予定をざっくり相談した。



ライブ会場には4時に着くようにする。

ってことは、仙台駅を3時半前に出る。

その前にすることは…

お昼ご飯を食べることと、

帰りの朝に買うおみやたちのリサーチをすること!



よし、決まった。

アタシたちにしては快挙とも言える旅行プランの完成だ。

まずは、仙台駅へゴー!



2人はずんだが異様に好きである。

この時点でアタシはまだカミングアウトしてないが、

正直言うと、あたしゃ、ずんだが得意でない。

2人に付き合って、ずんだ茶寮で試食をした。

思っていたよりずーっと美味しかったが、

「大好物!!」のグループには入らない。



でも、「ずんだシェークが美味しかった!!」

という姪っ子ともちゃんの台詞を思い出し、

「確か、このお店、ずんだシェークが人気なはずだよ!」

と、イートインできるずんだ茶寮に行くことを提案した。



せっかくだから、アタシもずんだシェークにトライした。



ヤバい。

コレ、美味しい。

アタシの想像を遥かに超える美味しさだった。

ちなみに、あづはココのずんだロールが気になる…と

こやつも頼んだ。



流石にお昼ゴハン前にコレを一人で食べるのを躊躇した彼女は

「みんなでシェアしない?」と。

「もちろーん!」

と、明朗会計のあたしらはきちんと割り勘してこのずんだロールセットを戴いた。



めっちゃ美味しい。

ずんだ餡って、牛乳とか生クリームとか、

乳脂肪系との相性がばっちりなんだな。

兎に角、これでおめざは完璧となった。



そのあとは、エスパルとアーケードを探索しよう!

ひたすら歩いて回った。

「あ!これかわいい!」

「あ!ここちょっとみたい!」

「あ!これ、なんだろー?」



まるで、修学旅行で京都にきた学生の如く、

はしゃぎまくっていた。

若干のおねーさんであるアタシは、

「いいよーいいよー。見ていこー。」

と、引率の先生ばりの落ち着き。



いや、そんなことないか。

「おっ!コレはツボだ!」

とか言いながら、しっかりおみやたちを物色しご購入。



アーケードはこんなん。



これがね、アホみたいに長い。

とりあえず、行けるところまで行きたい。

それがアタシの心情である。

しかし、時刻は既にお昼を過ぎている。

そりにヘリコプター×2名は、

そろそろ限界が近づいてきているようだ。



「じゃ、あそこの信号まで行ったら、

また来た道を戻ろう。

で、帰りながらどこで食べるか決めよう!」

「OK!」

信号まで行き折り返したすぐの左手。

そこにこのお店、末廣があった。



見ての通り中華そば屋さんだ。

行列ができている。

「あ、ココ美味しいのかなー?」

あづの一言がなければアタシはスルーしていた。

なぜなら、つけ麺派のあたしゃ、中華そばには触手が動かないから。

でも、なんだかこのお店には惹かれる自分がいた。



昨夜、半田屋で塩ラーメンを食したルミに

「またラーメンって嫌だよねー?」

「ううん。大丈夫!」

「よし、じゃ、ココに決めよう。」

即決だった。

20分ほど待って順番が来た。



初めてのお店では、そのお店が一番自信があると思われるメニューにする。

それが、アタシルール。

なので、これにした。



中華そば@醤油味。

ちなみに、あづはしょうゆ味に焼き飯のハーフをプラス。

ルミは、昨日に引き続き塩味。

どんだけ、塩味好きなんだよ!と突っ込んでおいた。



で、お醤油味の方はというと…

ひとくち食べてアタシは言った。

「おいしー!」

麺、汁、チャーシュー。

これらが三位一体となり、絶妙な美味しさを醸し出している。



カウンターに大盛りのネギがあり、

自由にトッピングしていいとある。

ライブ前だったが、オススメのネギをのせる。

ヤバい!美味しすぎる。

末廣の中華そばに長ネギはなくてはならない存在のようだ。



お昼ご飯に大満足したアタシら。

今度は、あづのリクエストのプリクラ撮影へ。

あづはかなりマメに遠藤さんにファンレターを送る。

そのファンレターに、プリクラを貼るのが常なのだが、

必ずあたしらと撮った画像を使う。

なんとも嬉し恥ずかしである。



「でもさー。

最近のプリクラって盛ってるから、

もはや、ココに写っているあたしたちは別人だよね。

詐称だ!(笑)」

アタシが毎回突っ込むテッパンの台詞だ。

「いいのーいいのー!♪( ´▽`)」

あづはニコニコして答える。

これも、お決まりのパターン。



おみやもランチもプリクラも満喫。

よっしゃー!

いよいよライブ会場のあるイズミティ21に出発だ!





つづく。
アタシのナビは問題なく起動を始めた。

「ついてらっしゃい!」

と、不安気な2人をよそに威張りん坊で(笑)案内していく。

これで、方向音痴は払拭できる!

そんな、自信がみなぎっていた。

これも、うまうまのナポリタン効果といえよう。



本当に辿り着けた。

よかった。(笑)

根拠のない自信があったものの、

やはり、いろいろやらかすアタシだからね。



LIVEハウスの前は、既に到着しているファンが大勢いた。

いつもの物販の横になにやらアタシの目を引くものがあった。

ミサンガだ。



震災で残った漁師さんの網でミサンガを作って、

復興のために活動している話は聞いたことがある。

即買いした。

選んだのはコレ。



つけた感じはこんなん。



右の皮が付いているのはキーホルダー。

布は、震災で残った着物の布で作ってあるんだって。



ミサンガちゃんの方はというと、

ブルーのは取り外し可能。

赤、白、水色のは結んじゃうモノ。

切れたら願いが叶うというミサンガである。

普段願い事をしないアタシだが、

しっかりと願いを込めて結んでみた。



待っている間に、LIVEで知り合った方々と再会。

前回の東京公演で勇気を出してナンパした(笑)Kさん。

あづとルミを紹介してしばしのお喋りを楽しんだ。

相変わらずお綺麗だったよ。^ ^



いよいよ、今回の目的であるLIVEのスタートである。

箱は100人程度の小さめな感じ。

スタンディングなら、2、300は入るかなー。

でも、このCANはじっくりとアコースティックの遠藤さんの歌を聞くのがモットーだから椅子に座る。

よくぞ、この倍率でチケットがとれたもんだ…

と、つくづく自分の運の良さに感謝した。



LIVEは言わずもがな、最高だった。

地元でのLIVEということで、

遠藤さんも終始嬉しそうだった。



東京公演では、イマイチの体調で

100%満喫できなかったアタシ。

睡眠不足で臨んだ石巻編だったが、今回は大丈夫。

最初から最後まで120%堪能した。



アンコールのclownで隣にいるあづが号泣。

クスンクスンと鼻をすする音に、

(あづってばー。)

と、母の気持ちで聞いてたら、

大ラスの曲がかかってアタシは驚愕した。

「メッセージ」。

アタシ、この曲が死ぬほど好きなんだ。



途中の台詞のところがたまらなく好きで、

昨年の12月のアニメイトでのイベントの握手会で、

一言遠藤さんにかけてもらいたい言葉があればリクエストしてくださいね、

っていう時に、

「遠藤さんの曲で…あ、題名をど忘れしちゃったんですけど、

頑張らなくていいんだよ。

頑張ってるもんな。

…無理すんなよ。の台詞が大好きなんです。

それ、言っていただけますか?」

と、あわあわ状態でお願いしたのだ。



優しい遠藤さん、リクエストに答えてくれましたがな。

「…無理しないでくださいね。」

って、最後はデスマス調かい!

やはり、アタシが年上なのは見てわかるんだろうか。

いや、年上って言ってもひとつだからね。w

思わず、

「ありがとうございます。がんばります!」

と、頑張らなくていいと言われているにもかかわらず、

トンチンカンな返事をしたアタシだった。



そのメッセージが生で聴けるのだ。

歌い始めの時、目があった気がした。

「貴方のために歌いますよ。」

と、言っているが如く。



こんな時、妄想族のアタシは全て自分に都合のよいように解釈ができる。

いや、あの時、会場にいた全員が同じことを思っていたんだろう。

遠藤さんにはそんな魔法をかける力があるのだ。



あづの鼻水ズルズルの横で、

息を殺してダダ泣きするアタシ。

ルミがそっとティッシュを差し出してくれた。

嗚呼、二人ともなんて可愛くて良い子なの。

この10年間が走馬灯のようにアタシの周りをぐるぐる回る。

がんばらなくていい。

無理しちゃダメだよ。

遠藤さんの歌がアタシを癒してくれた。



あっという間の3時間が終わってしまった。

魔法にかかったアタシたちは、一路石巻駅へ向かう。

来た道を戻り、20時22分の電車を目指すのだ。

ここでやっと気付いた。



LIVEに来ていた9割9分以上のお客様が石巻に泊まるらしい。

で、明日の朝仙台に移動し、

千秋楽を楽しんで、その日中に帰る。



でも、アタシたちは、日曜日も泊まって

月曜の朝に帰る、2連泊+JR券のパックをチョイスした。

だから、LIVEハウスを出る段階で、

仲良しになった方々に、

「今から仙台に戻るの?がんばってーーー!」

と、励まされたのだ。

石巻&仙台通のみなさんは、

アタシらのこの斬新な選択に心底驚いたようだった。



でも、頑張る。

佳苗さんが仙台に戻ってからの夕飯のお店を教えてくれたし。

大衆食堂 半田屋。

安いし、美味しいし、夜も営業しているとのこと。

これは是非とも行かねば!



ドキドキワクワクの仙台への乗り継ぎの旅が始まった。

まずはお決まりの駅看撮影。



時刻表も。



縦型の駅看はこれ。



石巻は終点だから、線路はココでおしまい。

久々にみたよ、この風景。



こんなかわいいのも、あった。



時刻表通りに電車が来た。



無事に出発。

ほどなくして矢本駅に到着。

ここから代行バスに乗り換える。



ココでも2人はやってくれた。

この乗り換えは、止むを得ずの代行バスへ乗るもの。

だから、料金的には電車、バス、電車の3本合わせての値段。

が、普段の習性で、2人はPASMOを通してしまった。



アタシがすぐに気づき、

「通さなくていいんだよー」

「えー!まじー!」

駅員さんに、再びタッチすることで問題は解決したが、

この子たちはやっぱりおもろい。

代行バスはコレ。



ココから42分揺られて松島海岸駅へ。

素敵な駅看だった。



通常のはコレ。



縦型の前で2人にポージングさせた。



アタシが言って3秒でポーズ完了。

うんうん。

素直な良い子たちだよ。

憧れの押しボタン式のドアに感動した。



ココから30分で仙台駅に到着だ!



乗っていた電車は、先ほどの2両編成ではなく、

6両だか8両の長いもの。

もはや、東京にいるのと同じ感覚だ。



仙台駅はいろいろと開発が進んでいるらしく、

とても綺麗でスタイリッシュ。

案内もわかりやすいので、半田屋さんにも苦労せず行くことができた。



ショーウインドウのメニューをみて安さにおののいた。

各おかずたちが、ラップに包まれて並んでいる。

まさしく学食状態。

好きなおかずをトレーに乗せて、

ラストでご飯とお味噌汁を注文。

ご飯のサイズもミニから大盛りまでいろいろある。



こんなに乗せても676円。

信じられん。

そして、ラップの訳もわかった。

電子レンジがあるのだ。

完璧すぎる。



若干食べ過ぎた感は否めないが、

自分の本能の声に素直に従ったメニューは、全て美味だった。

食後は日曜日のざっくりした計画を立てた。

あたしらにすれば、凄い進歩だ。



イズミティ21の小ホールで行われるのだが、

仙台駅から地下鉄で行くんだと。

いゃー、あたしゃ仙台駅のそばにあると思ってたよ。

テヘペロ。

朝の10時に集合して、町をプラプラして、

15時に仙台をでて地下鉄に乗ることに。



夜ごはんにあづオススメの牛タン屋さんに行くことにして、

お昼は適当に場面で…ってことにした。

ナポリタンに続いて、またも美味しいモノにありつける予感がする。



半田屋をでて、ホテルの隣にあるファミマを物色。

アタシは14時間ダイエットがあるから、お茶のみ。

可愛い2人はしこたま朝食を買い込んでた。

うん。

それでこそ、あづとルミだよ。♪( ´▽`)



ホテルに戻ってからは、

シャワーを浴びて、ひたすら画像の整理。

4時間の睡眠で6時半に起床。

それから、アタシはひたすらブログを書き続けている。(笑)



だって、今、この感動を書かないと忘れちゃうんだもん。

本日の仙台編もお楽しみに。



そりでは、みなさま、ステキングな日曜日を。




石巻に着いた。



昨年の5月にもこの駅舎前の写真を撮ったが、

まさか、今年も来れるとは思わなんだ。

素直に嬉しい。



2人がお花畑に行っている間、

以前来た時は気づかなかった

石巻ならではのモニュメント探しに励んだ。



駅の正面すぐ横にあるポスト。

何やら、上にある。

よってみた。



(ボンボン?)

おそらく昔のアニメのキャラクターだろう。

あとで、調べてみよう。



時計の上にシージェッター海斗!

素敵すぎる。

あとは、こんなんとか



こんなんも。



ルミに言われて、仙石線が止まっていることに気づいた。



LIVE終わりには、是が非でもこの電車に乗らねばならない。

待っててね、仙石線。



時刻は15時。

お腹がすいた。

14時間ダイエットのアタシなので、

やっと本日初めての食事にありつける。



新幹線に乗るや否や、

朝ごはんだー!と駅弁を平らげた2人であるが、

「お腹すいたー!」

と、泣いている。

いや、泣きたいのはこっちだよ。(笑)



どこでもいい。

兎に角、何か食べよう!

と、歩き出したアタシたち。



駅前にいくつかあるお店をスルーして、

なるべくLIVEハウスに近いところで探してみようと歩き始めた。

駅からLIVEハウスまでは10分ぐらい。

と、あいぽんちゃんが教えてくれた。

ナビもいつものを使ったので、

今度こそはすんなりといける…はず。



2人の「大丈夫ー?」という声を制し、

「任せなさい!」と言ってみたものの、

駅から離れるほどにお店は減っていく。



すると、何やら美味しそうな看板が見えてきた。

FBで佳苗さんがアップしていたパン屋さんだ。

あづがいち早く発見してくれた。

小走りで店に駆け寄るおかしなトリオ。

こういう時はフットワークが軽い。

「あーーー!」

2人が叫んだ。

「ん?どうした?」

裸眼のアタシにはよくわからん。

「お店、もう閉まっちゃってる!」



今日売る分だけを作って、売れたら閉店。

そんなスタンスなんだろう。

素晴らしい。

そして、残念すぎるアタシたち。



「これ以上行くよりも、この辺りで探そうよー!」

腹ヘリコプターMAXのあづが言う。

確かに。

彼女のアンテナはたまにドンピシャ!とくることがある。



「あそこは?」

あづが指差す方に歩いて行った。

すると喫茶店風のお店があった。



見た感じ、雰囲気はいい。

ただ、この手の洋食を扱うお店は

当たれば当たるけど、

外れた時のショックはかなり大きい。

アタシたちは賭けに出た。



「よっしゃ!ここに入ろう!」

アタシが決定を下しお店に入った。

店内のお客さんは皆無。

感じのいいおばちゃんがひとりで切り盛りしている。



席に着くと、

「お食事?」

「はい!!」

一同は声をそろえて言う。

「今日のランチはハンバーグなの。

あとできるのは、カレーかオムライスかナポリタンね。」



「私はカレーでお願いします!」

いち早くルミが言った。

意外に決断が早いルミなのだ。

「私はオムライスで!」

あづが言った。

アタシも迷わず言った。

「アタシはナポリタンでお願いしまーす!

って、誰も今日のハンバーグを頼まないんかい!」

と、アタシが言うと、

「あらーハンバーグは人気ないのねー(笑)」

と、おばちゃんが笑っている。



「ナポリタンは麺を茹でるから、ちょっと時間かかるけど、

みんな一緒に出したほうがいいかしら?」

「いえいえ、みんなお腹ぺこぺこなので、

できた順にお願いします!」

アタシの台詞におばちゃん、ニコニコ笑って

「はい!わかりましたー!」



とんとんとんと、包丁のいい音がする。

しばらくすると小鉢が出てきた。



ワカメの和え物とキンピラゴボウ。

まさにお母さんの味。

お腹が空いてたからじゃない。

本当に美味しい。



次に来たのはルミのカレー。

匂いでわかる。

これは、美味しい匂いだ。



うん、このお店正解かも!

そんなことを考えながら、

3人のおしゃべりは尽きることはなかった。

あづのオムライスが出てきた。

彼女が

「おいしー!」

と、連発。

ほどなくしてアタシのナポリタン様が登場!



見た瞬間わかった。

これは、まさにアタシが求めていたナポリタンだと。

マツコの知らない世界を見て以来、

ナポリタン食べたい病にかかっていた。

相方とお店を物色したが、

行きたいお店に限って日曜休みがわかり、

美味しいナポリタンにこぎつけなかった。



石巻の地で、ようやく出会えたのだ!

一口食べてあたしゃ言った。

「おいすぃーーーー!」

おばちゃん、嬉しそうに

「ウチのナポリタン評判いいのよ。

量もたっぷりだし。(笑)」

通常なら、残してしまうほどの大量のナポリタンを

アタシは最後まで美味しく戴いた。



ケチャップたっぷり。

玉ねぎ、ピーマン、ハムの黄金トリオ。

具の量も多すぎず少なすぎず。

嗚呼!シアワセ!



「私ね、うちのお母さんが作るナポリタンが好きじゃなかったの。」

突然のあづのカミングアウトに一同は驚く。

「なんで?」

「だって、異様に玉ねぎが多かったんだもん。」

みんな、大笑いだ。

おばちゃんも一緒に笑っていた。



100円プラスでコーヒーがつくという。

これは、コーヒーもいける!と踏んだアタシは注文した。

ガチ旨。



のんびり、まったり食事を堪能したアタシらは、

名残惜しみつつお会計。

「じゃ、コーヒーをプラスした方は600円。

後のお二人は500円になります。」

「へ?」

思わず聞き返したおかしなトリオ。

「安すぎです!!」

おばちゃん、またもニコニコしていた。



お店の名前はKATZE、カッツェという。

ドイツ語で猫の意味なんだって。

お店のコーナーに猫ちゃんグッズが飾っていた訳がわかった。



おばちゃんとしばし猫話題で盛り上がり、

「また、来まーす!」

と、言って店を出た。

さぁ、今度はいよいよLIVEだーーー!



つづく。
Material : ミントBlue 忍者ブログ [PR]