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yaplog!が終わってしまうので、「新・くまのひとりごと」(2012年12月31日から2019年8月5日まで)をココに保管することにしました。
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ご無沙汰のくまである。

兎に角、先週から参った状態に陥っている。

だいぶ這い上がってはきているが、相当やられた。



何故、そんなことになっちまったか…。

昨年末に提出した、精算報告書の修正作業がアタシにまわってきたのだ。

いつもの精算ならこんなにびびらない。

この案件はでっかいやつなので、厚さでいったら、ゆうに5?はありやがる。w



この作業を担当してたコンサルは、実はもうウチを退職している。

彼女が辞める前に、あたしゃ提出前の報告書のコピーとか、確認作業を手伝った。



で、提出後、何かあったら、彼女に連絡して対処してもらえると信じていた。

だってさ、この案件のこと、全然知らんし、こんな面倒っちい精算作業したことなかったし…



ところがだ。

精算チェックの担当者から電話があって、

あまりにも修正個所がありすぎるから、

一度会って、直接説明したいって言ってきたわけよ。



その時たまたまラボにいた別のコンサルが、代表にも付き添ってもらいなよー!

と、言ってくれたんだな。

しかーし、たてちゃんの応えは違った。



「きちんと説明を聞いてこい。

わからないことがあったら、その場でわかりません、教えてくださいって、言えばええんやー。」



そりゃそうだけどさ。

わからないことだらけで臨むこちとらの身はもう、心臓バクバクなわけで。



でも、たてちゃんには逆らえない。

説明聞くこと、一時間半。

担当さんの仰ることは理解できた。

アタシが懸念してるのは、それをちゃんとできるかってこと。

提出期限もある。

ファイルの修正から、領収書への補記も半端じゃない。



頭の中は大パニックである。



ラボに戻った時のアタシの顔は相当ヤバかったらしい。

あとでたてちゃんが、笑いながら真似をしてくれたが、あたしゃ笑えなかったよ。



早速作業を始めたが、あまりにも膨大すぎて先が見えない。

いちいちわからんことにぶつかり、

そのたびに、契約書やら何やらを引っ張り出して調べる。



どうしてもわからん時は、たてちゃんにヘルプしたり、

案件に関わっていたコンサルに連絡をして質問をする。



それでもアタシの不安感は募るばかり。

思わず、涙がこぼれそうになった。

隣のたてちゃんに悟られるのだけはいかん。

トイレに行って泣いたよ。



初めてかもしれない。

今まで、嬉しかったり、悔しかったり、

哀しかった時に泣いたことはあっても、

不安感に襲われて泣いたことはなった。



しっかり顔を洗って、仕事に戻った。



その後は、黙々と働く。



気が付いたら夜も9時半を回っていた。

「何か食べて帰るか?」

たてちゃんが言う。



食べながら彼が言う。



「よく成長するっていうやろ。

成長には三つの意味があるんやー。





まずは、技術的なスキルを磨くこと。

でも、これだけだといけない。

そのひとつの仕事にたけていても、

実際にその仕事を取り上げたら、その人には何も残らない。



次はコミュニケーション能力を上げること。

人とのコミュニケーションがきちんと交わされない限り、

いい仕事はできない。



最後は一番アタシに欠けていること。

物事を大局的にみる、である。

これができるようになることで、

今自分がやっている仕事を一番効率的に進められるかも自ずと見えてくる。



ただがむしゃらにやってもだめってこと。



「っていうことは、この三つを同時に成長させないと意味がないんだよね?」



「そうやー。」



「難しいね。」



「それでもやらなあかん。」



帰りの電車までこの話しは続き、アタシの心は不安感との葛藤と

物事を大局的にみるにはどうしたらよいかでまたもいっぱいになっちまった。



多摩川の駅につき、先に降りるたてちゃんが



「くよくよ心配しても、心配の9割は損にしかならへん。

…悩むなや。」



そう言って電車を降りた。

決してアタシを励ましたり、元気づける言葉はくれない。

20年前から彼はいつもアタシを上に引っ張ってくれる。



当時はよくわからずへなちょこなことばかりしていた。

40も後半戦に入った今。

たてちゃんの言葉に応えられるようになりたい。



彼が電車を降りた途端、またしても涙があふれた。

これは、不安の涙じゃない。

感謝の涙だ。



働くたびに思う。

自分は上司に恵まれていると。



遅くなる旨をラインでむっくに伝えた時、

仕事で大パニックなんだと書き添えると、



「がんばれー!」

「きみならできる!」



と、むっくが返信してきた。

どんだけ上からなんだ…と思いつつ、うれしかった。



さ、今日もがんばろう。

自分には支えてくれる人がいる。



ラストは昨日の晩ご飯。





むっくも相方も、七味だマヨだお醤油だと、いろいろ足してくれた。



思わず、むっとして、

「そんなに味を変えるなら、始めから自分で作ってください。」

と、嫌みを言っちまった。

まだまだだな、アタシも。



そりではお仕事にかかりマッスル!
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