このところ、まともにキッチンに立つことがない。

嗚呼、これではいかんよな―と思いつつも、

食事作りに気合いが入らない日々が続いていた。



ラボで働いた日は帰ってからバタンキューだし、

かといって、在宅の日は、ウチのことと仕事が交錯しちゃって、

どーにもこーにも落ち着いてごはんを作る余裕がない。



唯一土日は仕事関連の連絡は減るんだけど、

「休みになったらやろう！」と思っていたことがてんこ盛り。

それらをやっつけているうちに1日が終わる。



これは、まずい。

いくらお掃除は完璧だと自負していても、

身体の資本となる「食事」をきちんと出すのは親としての義務である。



で、無理くり(笑)ごはんを作ってみた。

ただし、リハビリだから超簡単メニュー。





かなり、栄養面で難あり。(-_-;)

ただ、むっくの評価はひじょーに高かった。



ごはんの上にできあいのから揚げとマカロニサラダをのせる。

みんみ版はこれで完成。

しかし、むっく版には画像の様に、タルタルソースとチリソースのダブルがけをした。



どうせ、一口食べてから、冷蔵庫に何か「たれ的なモノ」を取りに行くに違いない。

だったら、先にかけてまえ―と先手を打ったのだ。

案の定、奴はこう言っていた。



「いいね―。タルタルソース合うね―。

チリソースもいいね―！」



大絶賛である。

料理の腕云々というより、心理作戦の勝利である。



お次は、ちょっと料理度が上がる。

でも、やっぱり丼モノだ。





「ホワイトシチューがけごはん」である。

みんみが幼稚園に通っていた頃、

仲よくしてたK君の家では、ホワイトシチューはパンと一緒に食べずに、

ごはんにかけるということを聞き、大きな衝撃を受けた。



試しにやってみたら、これはイケる。

ま、オーブンで焼いていないドリアみたいなものだからね。

美味しくないわけがない。

それ以来、我が家でのシチューがけご飯は定番となった。



この日は珍しくみんみ、むっく、相方、アタシの4人大集合。

子どもらはもちろんごはんにのせて食した。

相方はシチューをご飯にかけるのは許せないらしく、

お茶碗にごはんをよそってあげた。

アタシはと言うと、パンで戴いた。



ごはんにのせるのももちろんありなのだが、

やはり、「シチューはパン」という図式が身体に染みついているのだろう。

作った人の特権ということで、アタシはパン。

写真を撮り忘れたが、最近はまっているのが、

サンジェルマンの塩パン。

もちもち感が素晴らしくいい。



対面に座っていたむっくが、目ざとくみつけ、

「そのパン、ひと口ちょーだい。」

と、ちぎっていった。



「うまい！」



「でしょ。」



なんだかんだ言って、むっくも小麦粉星人なんだよな。

塩パン、また仕入れてこなくちゃ。



ラストはコチラ。





斬新なことをしでかしてみた。

ラタトゥユをご飯にかけて、その上にとろけるチーズをのせてみた。



これは、昨日の夕飯なのだが、

みんみもむっくも夕飯は外で食べると言って出かけて行った。

それじゃ、相方の大好物であるラタトゥユを作るか―。

が、その後、考えても考えても、その他のおかずが頭に浮かばない。



流石に、お茶碗にごはんをよそって、

スープボウルにラタトゥユだけ…ってぇのは淋しい。

だったら…



と、ご飯にかけてみたのだ。

相方、大喜びである。

ただでさえ、ラタトゥユを出した日は、ご満悦なのに、

さらに、奴の大好物のチーズが乗ってるんだからね。

嬉しさ120％てなもんだ。



丼モノはスゴイ。

一つの器で大満足を味あわせてくれる。

見た目にもお腹的にも。



これぞ、「丼モノの醍醐味」と言うべきか。



ただ、4連ちゃんで丼モノを出す勇気はこのアタシにもない。

今日のご飯は何にするかな―。

シチューの残りとラタトゥユの残り。

こやつらをどうリサイクルするか…。

はたまた、明日以降に持ち越して、今日は別メニューを考えるか…。



実は、会社の仕事がにわかに忙しくなる空気が流れている。

明日以降、地獄の日々がやってくる気配むんむんなのだ。



嵐の前の静けさとも思われる今日の日曜日。

「何もないシアワセ」をのんびりと満喫しよう。

まったりしすぎて、夕飯は卵かけごはん…てなことになったりして。

いや、あり得るな。w







そりでは、みなさまステキングな日曜日をお過ごしくださいまし。