忘れ物をしないことに関して自負があった。

しかし、そんな自信は脆くも崩れ去った。



先ほどのブログを書いた後、

そろそろ渋谷だーと思いつつ、

いつもの習性で会社のアイポンのメールチェックをしようとした。



ない。

メールが来ていないのでない。

アイポンがないのだ。



人間たるもの、本当に驚いたときには声がでない。

あたしゃ、いつも豪語している。

声はでないが一瞬息が止まった。



このお電話は仕事において、

かなり重要な位置にある。

奇しくも、明日提出のプロポーザルのことで、

関係するメンバーたちがアタシに連絡をしてくる可能性は、

限りなく100％に近い。



取りに帰ろう。

そう決めた。



珍しく一緒にウチを出て、

渋谷まで仲良く電車に揺られていたみんみにこのことを伝えた。

冷静沈着なみんみも驚いていた。



『むっくに持ってきてもらったら？』

幸運なことに本日のむっくの予定は、

夕方からのバイトのみ。



『日吉まで持ってきてもらうか…』



連絡をしようとすると、まさかのフリーズ。

まったく、アタシのスマホときたら。

代わりにみんみがことの顛末をLINEで伝えてくれた。

速攻でむっくからOKのお返事あり。



本当にあたしゃこの子らに頭が上がらんよ。

おっ、もうすぐ日吉だ。

むっくからも『日吉についたー』とLINEが入った。



ちゃりんこを飛ばしてやってきてくれたむっく。

ありがとう、そして、ありがとう。（本日2回目）





早速履歴をみると着信あり。

電車が来る前にやりとりを済ませた。

やはり、取りに帰って…

いや、駅まで持ってきていただいてほんによかった。



そりでは、今度こそいってきマッスル！