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yaplog!が終わってしまうので、「新・くまのひとりごと」(2012年12月31日から2019年8月5日まで)をココに保管することにしました。
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本日は、お仕事をむりくり休んで、鍼灸院に行ってきた。

アタシが学生時代からお世話になっているY先生。

やはり、30年以上前の先生から比べたらお年を召した感がある。

が、奥様は恐ろしいぐらいに変わっておらず。

これも、鍼灸の力故のことなのか?

などとあらゆることを妄想しつつ、順番を待っていた。



お会いするなり、

「疲れているねー。」

と、一言。

いきなりそれかい!w

「顔色も悪いね。(頬のあたりをさしながら)黒ずんでいるのもよくないね。」

いやいや、先生、これは日に焼けているのと、年齢によるシミではないかと。

そう思ったけど、口にはせず。



アタシはY先生を120%信頼している。

だから、ヘタに歯向かうことはしない。



でもって、診療開始。

4年前にかかった赤ひげ先生の針診療と違って、Y先生は兎に角脈を取る。

両手首と足首。

そして、その合間に身体を触りながら、細い針でツボを刺激していく。

だから、赤ひげ先生の時のような激痛はない。

鍼灸治療も色々な種類、流派があるんだろう。



先生は子供らのことや、くま夫が亡くなって何年経った?とか、

ちょいちょい質問をされる。

その度にあたしは簡潔に答える。



「上の娘はこの4月から社会人になって、今は地方勤務です。

下の息子は大学2年生になりました。

旦那が亡くなって今年でちょうど10年になります。」

「そうですかー。

そんなに経ちますかーー。

大変でしたね。

本当によく頑張りましたね。」

「いえいえ、自分では苦労した感じはないんですよ。

上の子は出来がいいんです。

下の子は遊んでばっかりですけど。」

「大学2年なら楽しい時ですよ。

沢山遊んでいいんです。」

「ははは。そうですねー!」



和やかな空気の中、あられもない格好のアタシはかなりリラックスしていた。



世間話をしつつ、先生はビシバシとアタシの内情を言い当てる。

「3月の終わりか4月頃に何かありませんでしたか?」

「夜、布団に入ってすぐ眠れるけど、

夜中に何度も目が覚めませんか?」

「目が見えにくくないですか?」

極めつけが、

「甘いものをいっぱい食べてませんか?」

どうして脈を取るだけでこんなにわかっちゃうのーーー!?

あたしゃ、もうびっくり仰天しまくっていた。



確かに春はいろいろあった。

寝付きはいいが、睡眠時間は短い。

近視に加えて老眼が進んできた。

(先生曰く、これは老眼じゃないんだって。)

甘いものも死ぬほど食べている。



で、結論。

アタシの頭痛、肩こり、腕の痺れ…

加えて、先生が聞いてきて当たっちゃっている全てのことは、

「疲れ」からきているんだと。

それも、この10年間の疲れが溜りに溜まって、

あらゆる症状として噴出してしまっているんだと。

みんみがウチから自立して、ホッと一息して、安心した今だからこそ出てきたんではないかって。

うんうん。なるほど。

言い得て妙である。



先生は何度も仰るんだな。

「ここまでよく頑張りましたね。

これからは、貴方の人生ですよ。」って。



今まで、大勢の方々に

「大変だね。」だの「頑張ってね。」だの

といろいろなお言葉を頂いてきた。

不思議なもので、同じ言葉でも、

言っている人が違うと、こちらの受け取り方も変わってくる。



素直に受け止められることもあれば、

「あーたに言われたかないよ。」

と、心の中で悪態をついたこともある。

きっと、その頃は心も体も病んでいたに違いない。



今日のY先生のお言葉は、どもこれも心に染み渡っていった。

不覚にも涙がちょちょぎれるギリギリまでいっちまった。



でもって、甘いものも、体ががんばらなきゃー!

と、糖分をとって無理やり頑張っていたんだってさ。

今後、疲れが取れれば、だんだんに欲しなくなるらしい。



思わず、

「先生、ひとつも食べちゃダメなんですか?」と、食い気味に聞いてしまった。

先生は笑いながら、

「とり過ぎないように注意すればいいですよ。」

と、仰ってくれて心底嬉しかった。



東洋医学っていうのは、

目が見えにくいから、原因は目にあるとか、

肩が痛いたから、肩に何か元凶があるとか…

身体はそんなに単純なことじゃないんよー

という考えで進められる。

大元は大腸が弱ってるからですね、

とかそういう風に大きく捉える感じ。



で、アタシの場合、さらに原因の幅が大きくて、

何処ぞの内蔵だのってぇのではなく、「疲れ」が犯人ということが判明した。

その疲れも、体だけじゃなくて心の疲れも大きいよっていうのが、

先生の見解というわけである。



なるほど。

とても納得した。

現に、頭痛は取れた。

目も、心なしかクリアーに見える。

まぁ、信じやすい体質っていうのも大きいけど。w



ただ、痺れに関しては未だ取れず。

肩のだるおもも、軽減した気もしないではないが、完治はしていない。



でもね、終わってからすぐに、

(また、先生の診療を受けたい!)

って、本能が叫んだ。

保険もきかないし、時間を作るのも大変だけど、

それでも、またここに来たいって思ったんだ。



だから、最後のお灸が終わって、

お支払の時に言ったのだよ。

「先生、次回の予約をお願いしてもいいですか?」って。

「もちろんいいですよ。」

「どのぐらいのスパンで通うべきですか?」

「一週間に、一度は来て欲しいですね。」

(嗚呼、よっぽどアタシは具合が悪いんだな。)

そう思った。

なぜってね、今まで、先生に診てもらっても、

「2週間後にいらっしゃい。」とか

一回の診療で

「もう、来なくても大丈夫ですよ。」なんて感じだったのだ。

その先生が、厳しい表情で毎週来た方が良いと仰っている。

決して、暴利なことをされる先生でないので、これは、なかなかヘビーな状況だと察した次第。



これから1ヶ月…いや2ヶ月はかかるかなー。

兎に角、先生を信頼して通ってみようと思う。

でも、昨日も書いたけど、

どこかでレントゲンも撮っておく必要もあると考えている。

それは、先生を信用していないとか、

のりさんへの忠義を果たすとかじゃなく、

アタシ自身が他の角度からの専門家の話も聞きたいと思ったから。

それは、患者としての権利と言っていいんでないかな。



てなわけで、1時間弱の診療も終わり、来週の予約も完了。

今日はゆかちんの誕生日ってことで、

隣の緑が丘駅そばで働くゆかちんに、

突撃してプレゼントを渡してきた。

えらく喜んでくれてね。

アタシも嬉しいことこの上ない。



ホントは、お昼休みに一緒にランチしたかったけど、

ゆかちんは急きょ外勤に出なくてはならなくなり断念。

ま、突然だったしね。

緑が丘と言えば、スリジエのパン。

お天気も良かったので、遊歩道でもぐもぐとひとりランチをキメてきた。



久しぶりに食べたけど、スリジエのパンは美味しいねー。

甘いものは控えるようにと言われたけれど、

このパン以外にフランスパンのフレンチトーストも食べちまった。

てへぺろっってことで。w



Y先生のところにいってよかった。

もう少し、ゆっくり生活しよう。

行き急いでも仕方ないもんな。



そりでは、みなさま、今夜もステキングな夢を。




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