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yaplog!が終わってしまうので、「新・くまのひとりごと」(2012年12月31日から2019年8月5日まで)をココに保管することにしました。
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その名も高き帝国ホテル。

東京宝塚劇場のお向いに位置する超高級ホテルは、外から「眺めるもの」と位置づけされている。



2年半前、みっちゃんが宝塚を卒業される際、ファン会によるフェアウェルパーリーが開催された。

その時の会場が帝国ホテル内のどデカい会場だった。



夜遅い時間。

皆でお行儀よく列を作って、ホテル内に入場したのを今でも覚えている。

あの時はただただ、泣きまくっていた。



今後、外観を眺めることは何百回もあるだろう。

歌劇を見に行けば、そのお向いに帝国ホテルは存在するのだから。

でも、二度と中に入ることはない。

アタシにとって涙の思い出の場と化した。



…そう思っていた。

だが、しかし。

人生何が起きるかなんてわかりゃしない。



今日は、聖餐式⇒愛餐会でお昼ごはん⇒オルターギルドの御奉仕⇒聖アンデレ教会での夕方の祈りへの出席、

というハードスケジュールをこなした。

な、な、なーんと、あろうことか、夕方の祈り(晩祷)の後、かの帝国ホテルに足を踏み入れることになるなんて、誰が予想しただろう。

無論、アタシは予知できんかった。



ちょいと前のこと。

まきちゃん家族との晩餐会へのお誘いを受けた。

「いずちゃん、和食でも大丈夫?」

「和食大好き!」

「じゃ、予約しておくねー!」

「わーい!ありがと!!」

気軽にお返事をした。

まさか、彼女が、帝国ホテル内の「アプローズ讃」に予約を入れているなんてつゆ知らず。



港区にあるアンデレ教会から日比谷の帝国ホテルまでは、まきちゃんの運転する車で向かう。

あたしの心の臓はバクバクよ。

(おいおい、帝国ホテル様だなんて、聞いてないよ〜。)



ホテル内の立体駐車場は、アタシでもわかるようなどえらい車ばかり。

かと思ったら、

「軽もとまってるよ!」

と、運転しながらまきちゃんが教えてくれた。

おぉー。

杉並ナンバーの軽自動車がある!

めっちゃ親近感わくまくり。



予約の時間までいくらかあったので、地下のショッピングコーナーを楽しんだ。

不思議なことに、思ったより居心地が悪くない。

超高級ホテルではあるけれど、いろいろなタイプの方々がいて、アタシもその中に紛れられちゃう感じ。笑



まきちゃん家族の御用達である、「アプローズ讃」。

メニューがいろいろアレンジしてあって、素敵な雰囲気満載の創作和食屋さんというイメージだ。



まず、左上はロビーのでっかいお花。

これは、食べられない。

綺麗だったのでコラージュに加えてみた。



上段真ん中のAmuseは、「馬鈴薯ロワイヤル トリュフ餡」。

冷たいトロッとしたカスタード状の茶碗蒸しみたいな感じ。

めっちゃ美味しい。



その隣は「お造りの3種盛り」

間違いなく美味。

土佐醤油もいい。



真ん中の左は、「鱧と茄子の煮卸し」。

姫竹と赤万願寺がいい。

っつうか、鱧なんて何年ぶりだろう?

美味しすぎる。



その隣は、口直しの「すだちのシャーベット」。

いいタイミングで入ってくるのが憎い。

「口直し」という言葉がピッタリ合う。



一番下は、Amuseの後にでてきた、「旬菜」たち。

「金時草と法蓮草の胡麻浸し 揚げスルメ」、「海藻麺 じゅん菜」、「チーズ白和え 海老、アスパラ、玉蜀黍」、「カマスの酢 炙り寿司 山桃蜜煮」、「汲み湯葉豆腐 山葵」の5品である。



全部美味しかったけど、イチオシは湯葉豆腐!

これは、あと1リットル分食べたいぐらい好きな味だった。

あと、山桃の蜜煮も瓶詰めにして売って欲しいレベルだった。



出てきた順番で言うと、さっきの口直しのすだちのシャーベットの後、左下の「梶木鮪の南蛮焼き 九条葱ソース、添え野菜 バルサミコソース」がお次の品。



この時点で、胃はめっちゃ苦しい。

たけど、目が食べたい!と訴えてくる。

で、ついつい食べちまう。



お肉みたいにソフトでありながら、ちょうどいい弾力のあるカジキマグロちゃんとネギソースとバルサミコソースがあうあう!

まきちゃんと、

「白いご飯食べたくなるね〜♪」とニコニコしてしまった。



添え野菜もべらぼうに美味しい。

かぼちゃとキノコが絶品。

あたしゃ、もういつ死んでもいいレベルに向かっていた。



その後が、右上の「玉蜀黍 釜炊き御飯 香の物、赤だし」である。

胃袋はパンパンなんだけど、美味しくて食べられちゃう。

釜炊きっていうのが素敵すぎ。



お釜ごと炊けた具合を見せてくださるんだけど、ぶんぶく茶釜のおかまみたいだねー!

と、これまたまきちゃんとニコニコ笑顔。

美味しいものを戴くと自然と笑みがこぼれてしまう。



ちなみに、「玉蜀黍」が「とうもろこし」と読むのを初めて知った。

またひとつ賢くなった。



そしてそして。

ラストは、デザート。

5種類から選べるのだが、あたしゃ、迷わず「マスカルポーネの白いお汁粉」をチョイスした。



これがね、

「やーめーてー!」

っていうぐらい美味しい。



中に白玉ちゃんが入ってるんだけど、いい感じの柔らかさとモチモチ感が絶妙。

飲み込むのがもったいないほどである。



最後、ふたくちだけ残してしばらく放置した。

「どうしたの?」

とまきちゃんに聞かれる。

「これを食べたら終わっちゃうでしょ。

だから食べられないの。」

大爆笑された。



上に乗っているフレッシュのラズベリー、ブルーベリー、キウイフルーツも美味しいことこの上ない。

生のフルーツなのに、マスカルポーネのお汁粉に負けない甘さと美味しさがあった。



「この白いお汁粉、美味しすぎて危険。

2リットルはいける。」

「まじか!?」

「うん。でも、一気に2リットルは無理だから、休みながら食べることになると思う。」

またも、まきちゃんに大爆笑された。



まきちゃん家族との楽しいお喋りと美味しすぎるお食事。

これぞ、至福の時間である。



あ!!!大事なことを思い出したーー!!



案内されたお席が、まさかの角の窓際。

首を90度曲げるて外を見る。

すると、そこには東京宝塚劇場がそびえ立っているわけで。

アタシ、劇場の角に縦書きで「TOKYO TAKARAZUKA」と文字が書いてあるなんて今の今まで知らんかったわ。



帝国ホテルから見る宝塚劇場。

最高のロケーションである。

しかも、ちょうど、宙組さん公演が終わり、各ファン会の方々が列を作り、それぞれの会服(ストールとかスカーフとかの巻物等)を身につけていらっしゃるのが見えた。



ファン会の方々の立ちしゃがみの動作の解説や、お手紙手渡しのルールとか…

まきちゃんのパパとママの疑問にサクサクと回答させて頂いた。

「すごいわね〜!!」

おふたりは、宝塚歌劇ファンのあり方に、終始驚かれていた。



さらに、アタシの入っている和希会が、ちょうど真正面に並んでいたからビックリ!

みんなで眺めていると、そらちゃんが出てきて、ファンの人たちと談笑している姿が見えた。

お話が終わって、信号を帝国ホテル側に渡ってきたもんだから、さぁ、大変。

(そらちゃんがこっちに向かって歩いてくるー!)

心臓がドキドキしちまった。

まさか、上からそらちゃんを拝めるなんて。

素晴らしすぎる晩餐会であった。



↑↑↑のコラージュにも入れたけど、みんなで仲良く記念撮影もした。

めちゃくちゃお上りさん状態だけど、入口を出たすぐの所でパシャリ。



パパさんが、よーこさんの肩をさりげなく抱いてて素敵ー!

「アタシもアタシもー!笑」と駄々をこねて立ち位置を交代してもう1枚。笑



まきちゃんパパのピースがお茶目すぎる。

もう、なんて素晴らしいご家族なの〜。



晩餐会に誘ってくださって、ありがとうございます。

ほんとに楽しい夜をありがとうございます。



この時点で、あたしゃいつ死んでもいいレベルをふりきっていた。

今も美味しかったお料理たちを脳内で反芻している。笑

今週は今夜の思い出を胸に、頑張れる気がする。



そりでは、みなさま、今夜もステキングな夢を。


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