土曜日はまさにIngressに捧げた半日であった。

いつものおウチのルーティーンワークはお洗濯のみ。

一週間前の半蔵門線ミッションでの学習から、

「午前中に出にゃいかん！」

と、肝に銘じ、ウチを9時30分過ぎに出た。



この日のミッションは、駅の記憶シリーズの「都営浅草線版」だ。

都営浅草線には今まで数回しか乗ったことがない。

つまり、20駅のほとんど全てに馴染みがない。

これは、非常におもしろいぞ！と、始まる前からワクワクしていた。



スタートは終点の、おしあげから。



半蔵門線版の時もココから始めた。

この2ヶ月で3度も訪れるとは！

ホームから地上に上がる術もいい感じになってきた。

人間というもの、何事も経験がものをいう。

方向音痴の異名はそろそろ外してもいいかもしれん。

いや…それは未だ危険か。



おしあげはサクッと済ませて、お次の駅へ。



吾妻橋も2月末に訪れているので、

なんだか、懐かしさを感じるほど。(笑)

パパッと済ませて、お次へ進む。

一つの駅に長居すると大変なことになるのは学習済みだ。



浅草―――！

ココはちょっと寄らねばならんとこがある。

浅草と言えば、揚げ饅頭。

ってことで、ミッションを済ませてから、

いつも買ってるお店へゴー。



ところが、簡単には行かせてもらえぬようだ。

土曜日の浅草は、さながら渋谷のスクランブル交差点状況である。

あらゆる国籍の方々が集まるカオス状態。

仲見世通りを歩く時はスローモーションで進まざるを得ない。

ここは腹をくくったアタシ。

「焦ることなかれ。のんびりいこう！」



今回のミッションでは、Ingressのエージェントではないが、

お散歩と称して何度となく付き合わせれている相方をお誘いした。

「ランチごちそうするからさー♪( ´▽｀)」

と、甘い言葉を囁いたら、乗っかってきてくれた。

その後、ミッション完了の22時…

すなわち、12時間を共に歩くことなど彼は予想していなかっただろう。





無事に揚げ饅頭をゲット。

揚げたてのあつあつを頬張る。

嗚呼！これぞ至福の時。



写真は撮らなかったけど、焼きたてのおせんべいも食した。

そして、「餡なしの人形焼き」をおみやに購入。

コレが、アタシの浅草でのパターンである。

いつもの行事を済ませたら、さっさとお次の駅へ移動だ。



ココはわりと静かな街。

故に、焼いて焼かれての攻防戦はほぼない。

ちょいといい感じのポータルたちを発見。

ミッションを済ませた後、

どうしてもCFを張りたい欲求に駆られた。

お腹は空き始めてたけど、相方のお許しを得て、ちまちまと活動を始めた。



まずまずの、出来。

明日までもつかなー？

なんて淡い期待を秘めて蔵前駅を去ろうとしたその時だった。

地下の階段から上がってきた人に目がいった。

（ん？もしかしてエージェント？）

本能がそうアタシに告げた。

スキャナー（スマホのこと）の扱い方、

ポータルを目指してる風の歩き方…

（緑チームっぽい気がする…）

こういう時の勘は得てして当る。



その後、次の駅に向かう途中、胸騒ぎがしてポータルキーをチェックした。

「あっ、焼かれ始めてる…！」

思わず声に出してしまった。

果敢にリチャージで応戦したが、結果虚しく撃沈。

15分の命だった。

（ゲームだもん！仕方ないさー）

と、自分を励ましついた駅は浅草橋。



兎に角、ココに来るまでに時間を費やしすぎた。

「もう、CF張りはしません！

欲張って、あっちゃこっちゃまで歩きません！」

と、相方と自らに宣言した。



が、浅草橋のいい感じのポータルに目が眩んだ。(笑)

「ミッションがらみのポータルからワンブロック先までお願い！」

そんな条件付きで歩くことにした。

すると、そのワンブロックの角に素敵な看板を発見！



看板と店構えから美味しい雰囲気が漂っている。

朝から今まで食べたのは、揚げ饅頭一個とおせんべい一枚。

でも、ここで鯛焼きを食べたら、さらにランチの時間がおかしくなる…

いろいろ考えたけど、アタシの中のアタシが言った。

「食べなはれ。」

素直に言うことをきくことにした。



が、この後ランチを食べることを想定して1個を半分個ずつ。



チョイスしたのは鳴門金時餡。

つまり、サツマイモの餡である。

中身はこんな感じ。



もうね…ヤバいぐらいに美味！

日吉にあったら、3日おきに買いに行きたい！

と思っちゃうほどアタシのツボにドキュン！のお味だった。



そして、大満足の浅草橋を後にして向かったの駅はこちら。



蔵前、浅草橋と時間を食っちゃったからね…

あ、鯛焼きも食っちゃったのか…(笑)

ココはささっとミッションを済ませまたも浅草線に乗り込んだ。

次は人形町…



のはずだった。

何も考えず、ミッションをクリアしてハタと気付いた。



「ココは日本橋だ―――！人形町じゃない！」

風景を見て気づいたのではない。

ゲットしたメダルの数字を見て気づいたのだ。

A15 の次はA14のはず。

ところが、A13となっているのである。



超、焦った。

なんで？一駅しか乗っていないのに？

どうして―――？



理由はともかく、兎に角、今後の対策を二人して考えた。

ミッションの順番は問題ない。

A14の人形町のミッションをクリアした後、

一度やったA13の東日本橋のミッションをクリアすれば、

メダルは順に並んでくれる。

ま、同じミッションを2回やることになるけれど、

順番が逆になっているのを考えたら、東日本橋に再び来るのなんて全然苦じゃない。



この浅草線の駅間は意外に近いことがわかってきた。

なので、東日本橋の駅に戻るより、人形町まで歩いて行ってしまった方が早いんでない？

そういう結果になった。

途中のポータルもハックできるし。



ってことで、無事に人形町に辿り着き、ミッションをクリアした後、

浅草線に乗って再度東日本橋に戻り、同じA13のミッションをリトライした。

嗚呼、これで、数字がきれいに並んでくれた。



ホッとした途端、お腹が空いてきた。

だって、時計の針は3時をとうに過ぎている。

ただ、次の駅は宝町である。



一度も訪れたことのない駅だし、行ってみたら、案の定お店はあまりなかった。

お次は東銀座。



お店はいっぱいあるけれど、

アタシらが気楽に入れるお店はあまりない。

「次の新橋にかけよう！」

そして、庶民の味方新橋に到着した。



ミッションを終え、ホッとして時計を見ると、既に4時を回っている。

「何を食べようか？」

アタシの問いに、

「あそこにナポリタンって書いてあるぞ―――！」

二人とも大のナポリタン好きである。

他のお店には目もくれず、一路そのナポリタンの文字に突進。

着いたお店は、「スパゲッティのパンチョ」というナポリタン専門のお店。

まぁ、ミートソースもあるけど、9割はナポリタン。



へんてこな時間なのに、お店はいい感じににぎわっている。

アタシがチョイスしたのは、「旨辛ナポリタンの小に目玉焼きトッピング」である。



お腹が空いていたのもあるけど、めちゃくちゃ大好きなタイプの味。

そして、太麺なのもガチでうれしい。

辛さもいい感じ辛さ。

まさに、「旨味のある」辛さなのだ。



調べてみたら、どうやらチェーン店らしい。

これは、渋谷あたりのお店にも行ってみる価値ありありだ。

店員さんもめちゃくちゃ感じがよくて、花丸をあげたくなるほど。

兎に角、大満足の遅いランチを楽しんだ。



その後、

年金事務所で馴染みのある大門駅、



いつも、乗り換えにはよく使う三田駅、



がらりと雰囲気が変わって、静かな寺町風の泉岳寺駅、



なんだか、おしゃれな空気が漂う高輪台駅、



JR駅のイメージが強い五反田駅、



商店街がめっちゃ盛んな戸越駅、



最初にフリーパスを購入した中延駅、



ちなみに、パスはこんなん。



ラスト二駅は、閑静な住宅街って感じの馬込駅と、



起点の西馬込駅。





これで、20駅無事に完了した。

最後の西馬込駅はちょいとわがままを言わせていただき、

焼いたり、キャプチャしたり、リンク貼ったり、CF作ったり…

ちょっち楽しませてもらった。

ま、翌々日には焼かれちゃったけどね。とほほ。

なかなか、ガーディアンの銀メダルをゲットするのは難しいってことだな。



西馬込駅で20駅完了を祝って二人してハイタッチ。(笑)

浅草線の車両もいっぱい撮ったんだよ。

京成線と京急線に乗り入れるから、異様なほど色々な車両が走ってるのだ。

ま、電車の紹介はまた機会があったらってことで。ww



いやぁ―。がんばりましたよ。

日吉に戻ってきたのが22時過ぎ。

12時間もの間、電車に乗ったり降りたり、歩いたり。

トータルで21キロ歩いたみたい。



ゲットした駅ミッションのメダルはこちら。



次回は、都営新宿線か都営三田線を企んでいる。

新宿線は今回よりも7駅多い、27駅。

これを1日でクリアーするには、ウチを7時前には出なきゃいかんかも。

ま、ぼちぼち楽しむことにしよう。



ということで、みなさま、今夜もステキングな夢を。