yaplog!が終わってしまうので、「新・くまのひとりごと」(2012年12月31日から2019年8月5日まで)をココに保管することにしました。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ちょいとお久しぶりである。
あまりにも濃ゆい週末を過ごしていた。
いや、東名阪に続いて東京でのmilktubのLiveも充分濃かった。
7月は兎に角、ヒートアップ炸裂の1ヶ月だったってことだ。
金曜日は、アホみたいに仕事して帰宅。
そして、迎えた土曜日。
小中学校が同じ、さらに青春時代を一緒に過ごし、
就職してからは同居人として暮らしたこともあるえみが22年振りに東京にやってきた。
彼女が結婚し、岩手に嫁いで22年。
その間、一度も会わず。
東日本大震災の時は奇跡的にえみの家族は無事だった。
復興、復興と巷ではいろいろな活動がなされていた。
が、何もできないアタシは元気でいておくれと念じるだけ。
不義理をしているようで、心の中にずっとモヤモヤが渦巻いていた。
3週間前のこと。
突然、えみが「東京に行くよー!」とメールをよこしてきた。
アタシは窓口となって「えみと一緒に飲もう!の会」を企画し始めた。
既にご両親を亡くしたえみは、ウチのなおちゃんを母のように慕っていた。
なおちゃんもことある事にえみを気遣い、贈り物を送っていた。
そんな関係から、えみの口から出たのは、
「なおこママとも会いたい!」だった。
嬉しい限りである。
そんなこんなを鑑みて、えみとアタシは芸能人並みの強行スケジュールを立てた。
まず、夜バスで東京に到着したえみは、高校時代の親友と朝デート。
その後、なおちゃんとのランチを有楽町で。
(ホントはアタシも仕事を抜けて行くはずだったが、あまりにも多忙すぎて行けず。)
ごはんの後は、今回の最大級の目的である「キュジョン様」に会うイベント(昼の部&夜の部)に参加し、夢の時間過ごす。(実際、夢のひとときを過ごしたらしい。)
翌日、ホテルをチェックアウトしたら、我が家を初訪問。
小中と同じく一緒だったぷくと遅めのランチを自由が丘で。
そのまま、夕方からは例の仲間たちとの宴の始まり。
ラストは、池袋の夜バスに乗るえみをみんなでお見送りする。
これが、今回の一連の計画だ。
そこに、さらに加わったのは、例の仲間のひとり、こずがお見送りのあと、我が家にお泊まりすること。
千葉の奥地に住む彼女は、えみにバイバイした後帰る電車がない。
なので、当初から、ウチにお泊まりコースってことで、参加表明をしていた。
それでは、時間を遡ろう。
まずは、なおちゃんとのランチから。

待ち合わせ場所でなおちゃんを見つけたえみは、
泣きながらダッシュで駆け寄りハグしたそうな。
そこまで想われてなおちゃんも本望だろう。
なおちゃんからのLINEでは、
「えみちゃんに会っておしゃべりできましたぁ。
家族に会ったみたいな感じでした!」
とメッセが来た。
よかった、よかった。
で、国際フォーラムで夢の時間を過ごしたえみは、興奮のメールをアタシに送りホテルで一泊。
なかなか寝付けなかったんだろう。
予定では、朝っぱらからウチに来るはずだったが、結局やってきたのは、11時30分。
例の仲間である相方とアタシでえみをウチから歩いて1分のバス停まで迎えに行く。
えみがバスから降りてきた。
ニコニコ笑顔でハグ!
22年ぶりの再会は涙することもなく、違和感ゼロの自然なものとなった。
我が家に着くなり、
「いずみのウチっぽい!!!」
と、棚に飾ってある小物たちを眺めたり、
部屋のレイアウトを見てニコニコ笑っている。
昔と全然変わらん。
なんだか、こそばゆいような、不思議な感覚だった。
そして、お茶を飲みつつおしゃべりタイムが開始。
「自由が丘で待ち合わせても良かったんだけどね…ウチに来て欲しかったんだ。
だってさ、こうでもしないとえみを独り占めできないじゃん。」
「ふふふ。独り占めか!!いいね〜♪」
「うん。次回のイベントやLiveの時は、ホテルなんぞに泊まらないで、ウチに来ればいいよ。それとも、ホテルの方が気楽?」
「いや、いずみんちに泊まる!笑」
素直に嬉しい。
22年ぶりってどんなんだろー?
ってドキドキしてたけど、なんてことなかった。
へみたいなもんだよ。(笑)
会えない時間が愛を育てる、ヒロミゴー的力だな。
そして、自由が丘へゴー。
ぷくも全然変わってなかった。
「中学卒業以来だっけー?」
「やだー。いずみのもえみのも、結婚式行ったわよー!」
「まじか!?昔過ぎて忘れてた。」
ははははは!と、終始笑いっぱなしだった。
ランチはぷくの提案で、えみが結婚式のパーティを開いた「カスタネット」をチョイス。

美味しい。楽しい。居心地がいい。
この3人で会うのはある意味異色なのだが、そんなこたぁ、無問題。

チーズバーガー、ガチで美味しかった。
そして、今まで聞くのを躊躇していた、震災後の話しもいろいろ話してもらった。
兎角、美談ばかりがメディアでは取り上げられるが、
実際にはとんでもないことも沢山あったそうな。
大変だったんだね……
と、いくら言葉で言ったとしても、実際にその場に生きた本人たちにしかわからない経験だろう。
そんな壮絶な出来事を当事者から聞かせてもらっただけでも、アタシにとっては大きなことだった。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。
ぷくと別れた後は、相方と自由が丘のホームで待ち合わせて池袋に向かう!
はずが、ヤツが珍しく遅刻すると連絡があった。
アタシたちは副都心線の池袋駅に行くため、東横線に揺られていた。
渋谷について、そのまま副都心線に直通運転で池袋!
のはずが、なんとアタシらは折り返し運転の東横線に乗っていたらしい。
気づくと、2度目の代官山駅に到着していた。(笑)
慌てて、階段を上り渋谷方面のホームへ行く。
やってきたのは、急行。
おいおい、まじかよ。
クソ暑い中、えみと今の現状をゲラゲラ笑い、次の電車に乗り込む。
このまま、一気に池袋だ!
と思いきや、乗った電車がまさかの渋谷折り返し。
おーーーい!なんでやねーん!
普段、渋谷折り返しにめったに当たらないのに、急いでいる時に限って…。
渋谷到着。
エレベーターを上り、副都心線のホームへ行く。
この時点で、待ち合わせの5時は過ぎている。
……ヤバイ。
各メンバーに遅刻する旨を伝える。
LINE、メッセンジャー、とそれぞれ媒体が違うからちと面倒くさい。
すると、みんなから「Excel、ないよ!」のメッセが入ってくる。、
アタシの希望で待ち合わせ場所は、
「池袋のプリズムガーデンのエクセルシオールの前」としていた。
(エクセルがない?何を寝ぼけたこと。)
そう思ったが、アタシの方が寝ぼけていたようだった。
なんと、エクセルは閉店し、ドトールになっていたのだ。
さらに、待ち合わせ場所が見つからないというこずのメッセに対し、
「芸術劇場の方!」と、間違った情報を流すおまぬけさんのダメ押し。
池袋に疎いアタシがしきるのがそもそも間違っていたのだ。
こずは、素直に芸術劇場に向かい、「ココじゃなーい!」と、どうにか自力でエクセル、もとい、ドトールの前に辿りついた!と返事が来た。
すると、またまた、びっくり情報が入る。
「なぐも先生といるから!」
(ん?なぐも先生?)
実は、今回の宴にえみがサプライズでゼミの恩師であるなぐも先生を招待していた。
デザイン業界では、知らない人はいないほどのすんばらしい先生。
そして、めちゃくちゃご多忙。
ひょんなことから、震災後、えみの近所の小学校の子供たちに、絵の指導に行っている。
だもんで、えみとなぐも先生はちょくちょく連絡をとっていた。
で、「えみが東京に来るなら!」と、時間を作って下さることになったのだ。
でも、お仕事が終わってからいらっしゃるから、アタシたちがお店についてしばらくしたら来るとえみから聞いていた。
「えみ!なぐも先生が待ち合わせ場所にいるって!!
全然サプライズになってない!
いや、もう既にサプライズになってるか!」
「えぇー!?まじで!?」
そう。
律儀な先生は、予定を断りえみのために待ち合わせ場所に集合してくださったのだ。
そのあたりをえみにメールや電話で伝えたのだが、
アタシたちはずーっとおしゃべりに夢中。
さらに、地下鉄だから、電波入らず。
あとで、先生からの着信をみて驚愕した次第。
池袋に到着したはいいが、アタシも不慣れである。
こずに伝えたのと同様、芸術劇場に行っちまって、
地下から行けたものを、結局地上に出て、ぐるりと回ってプリズムガーデンに到着した。
30分の遅刻。
ありえない。
アタシの人生の中で、こんなにも遅れてしまうなんて。
嗚呼、それも、大先生をお待たせするなんて。
おかげで、飲み会の間中、アタシの遅刻は突っ込まれ続けた。
おそらく、今後5年間はこのネタが繰り返されること必須。
以前も書いたが、この例の仲間たちは、同じデザイン学校の出身だ。
アタシはえみと仲良しってことだけで、この仲間たちと仲良くさせてもらっている。
だから、みんなが当時の学校の思い出を語ってもよくわからん。
そりゃそうだよ、アタシは短大に通っていたんだから。
でも、飲み会や、卒業してからの遊びの集まりには、同じゼミの仲間と同様に誘ってもらっていた。
青春時代を楽しんだ大事な仲間たちだ。
その楽しい仲間でもあり、小学校からの大切なえみが遠く離れた土地に嫁いでしまった。
「アタシさ、えみが結婚するのはすっごくうれしかったけど、岩手に行っちゃうのは本気で嫌だったんだよね。
だから、この22年間、えみのところに1度も行かなかったのかもな。」
まさかの告白。
えみ、笑ってた。
単なる意地っ張りの子どもである。(笑)
そんな、ガキンチョのアタシに、まっさきに東京に来ることを知らせてくれて、
「みんなに会いたいんだけど、アレンジお願い!」と頼ってきてくれたことが何よりも嬉しかった。
だから、飲み会ではホストに徹した。(はず)
公約通り、えみはみんなに譲り、
先生に遅刻したことを30分おきに突っ込まれては謝り(笑)
みんなの笑顔を写真に撮りまくっていた。
そうそう。
やっぱり、待ち合わせ場所に先生が来た事はみんなにとっても驚きだったらしい。
そりゃそうだよ。サプライズなんだから。
「いずみ、よく黙ってられたなー。」
アタシがサプライズべたなのをよーく知っている相方が褒めてくれた。
「俺が先生も呼ぼうか?って言った時に、
『先生を呼んでもアタシは卒業生じゃないからつまんないもーん!』なんて言ってたもんな。笑」
「そりゃ、あーた、こっちは必死よ。
えみに『みんなには内緒ね!』って釘さされてたんだもん。」
「でも、誰よりも先に待ち合わせ場所に来たのが先生だったっていうオチになるとは!」
みんな、大爆笑である。

かんちゃんとえみとわたる。
あの頃と変わらない大笑い画像だ。
自分のカメラの腕の良さにうっとりだ。

なぐも先生の笑顔は天下一品である。

お店のお兄ちゃんにとってもらった全員集合画像。
そして、4時間半が経過。
そろそろ、えみの乗る夜バスの時刻が迫ってきた。
みんなで、西口のバス停に向かう。
22年前、えみが嫁ぐことを心からお祝いできなかったお子ちゃまのアタシはもう居ない。
「また、会おうね!」
本気でそう言えた。
順番にみんなとハグしてバイバイ。

最高の笑顔で、えみは帰っていった。
ちょっと寂しさが漂う中、アタシたちは駅に向かう。
そして、みな、それぞれのウチに戻るのだ。
副都心線組のアタシたちを、上から手を振って見送ってくれるわたるとかんちゃん。

このメンバーはこういうさり気ない優しさをみんなが持っている。
翌日のえみからアタシたちへのお礼のメールにこう書いていた。
「……大好きな人たちとは、たとえ「会えない時間」が長かったとしても、
そんなことは全然影響しないということがよくわかりました。
感動で、感謝で泣いたりするのかとも思ってましたが
意外と「夏休み明けに逢ったような感覚」で、これから来る「会わない時間」に対する不安もなく…
多感なときのちょっとの時間しか共有していないのに「濃い時間」だったと改めて思います。」
うん。その通りだ。
またきっと会える。
その思いがあれば必ずあの笑顔にまた会える。
そして、我が家にはこずがお泊まり。
このパターンもだんだんと定着していっている。
アタシも彼女をお客さん扱いせず、そこそこの(笑)お構い加減でもてなした。
翌日の遅い朝ごはんは、フレンチトースト風のクロックムッシュ。

おやつの時間に食い込んだ遅いお昼ごはんはコチラ。

市販のトマトソース×2種をベースに、
ナスとズッキーニをガーリックで炒めて合体。
ツナも隠し味程度に入れてさっぱりめのトマトパスタにしてみた。
ちゆちゃんも遊びに来たので、相方もお呼びして、なんと5人という我が家にしては大所帯のランチとなった。
異種メンバーのランチは想定外に盛り上がり、楽しいひとときを過ごした。
こずからは、遅くなったけどお誕生日プレゼント!と、こんな素敵ななモノを頂いた。

やばいっしょ。
全部好きなモノばかり。
どうしてわかっちゃうんだろ?
やはり、赤い糸伝説の君は凄いな。
奇しくもアタシがこずに用意したおみやもゼリー!(笑)

こずがFBに上げてくれたので、画像を頂いてきた。
白金ラ・メゾンのフルーツゼリーだ。
お店こそ違うが、同じゼリーをチョイスするあたり、赤い糸のなにものでもない。
土日の2日間。
正直疲れなかった訳ではない。
でも、22年ぶりにえみの笑顔に会い、
再会で大喜びする仲間たちに触れ合い、
さらに、我が家ではこずがまったり過ごしてくれた!
これほど嬉しいことはない。
帰り際に、わたるが
「幹事、おつかれさん。」と声をかけてくれた。
こずが帰った後には、相方から、
「この2日間、ホントに楽しかったな。
いずみ、ホントにがんばったな。」
と、労ってくれた。
自分では、ホントにザックリとしか計画せず(長居したいがために、池袋のお店は敢えて予約をせずに飛び込みで決めたのだ。)
こんなんで大丈夫かなーと、若干の不安はあった。
が、結果的にはこのゆるい感じがOKだったのかもしれない。
遅刻はまずかったけどね。
やはり、次回は池袋はやめよう。
テリトリーである渋谷か、無難な新宿にしておこう。
いや、また、えみが夜バスで帰るとなると池袋は必須となるのか。
よし!えみが次に帰って来るまでに、
池袋マスターとなるべく、お勉強しておくしかあるまい。
そりては、みなさま、今夜もステキングな夢を。
あまりにも濃ゆい週末を過ごしていた。
いや、東名阪に続いて東京でのmilktubのLiveも充分濃かった。
7月は兎に角、ヒートアップ炸裂の1ヶ月だったってことだ。
金曜日は、アホみたいに仕事して帰宅。
そして、迎えた土曜日。
小中学校が同じ、さらに青春時代を一緒に過ごし、
就職してからは同居人として暮らしたこともあるえみが22年振りに東京にやってきた。
彼女が結婚し、岩手に嫁いで22年。
その間、一度も会わず。
東日本大震災の時は奇跡的にえみの家族は無事だった。
復興、復興と巷ではいろいろな活動がなされていた。
が、何もできないアタシは元気でいておくれと念じるだけ。
不義理をしているようで、心の中にずっとモヤモヤが渦巻いていた。
3週間前のこと。
突然、えみが「東京に行くよー!」とメールをよこしてきた。
アタシは窓口となって「えみと一緒に飲もう!の会」を企画し始めた。
既にご両親を亡くしたえみは、ウチのなおちゃんを母のように慕っていた。
なおちゃんもことある事にえみを気遣い、贈り物を送っていた。
そんな関係から、えみの口から出たのは、
「なおこママとも会いたい!」だった。
嬉しい限りである。
そんなこんなを鑑みて、えみとアタシは芸能人並みの強行スケジュールを立てた。
まず、夜バスで東京に到着したえみは、高校時代の親友と朝デート。
その後、なおちゃんとのランチを有楽町で。
(ホントはアタシも仕事を抜けて行くはずだったが、あまりにも多忙すぎて行けず。)
ごはんの後は、今回の最大級の目的である「キュジョン様」に会うイベント(昼の部&夜の部)に参加し、夢の時間過ごす。(実際、夢のひとときを過ごしたらしい。)
翌日、ホテルをチェックアウトしたら、我が家を初訪問。
小中と同じく一緒だったぷくと遅めのランチを自由が丘で。
そのまま、夕方からは例の仲間たちとの宴の始まり。
ラストは、池袋の夜バスに乗るえみをみんなでお見送りする。
これが、今回の一連の計画だ。
そこに、さらに加わったのは、例の仲間のひとり、こずがお見送りのあと、我が家にお泊まりすること。
千葉の奥地に住む彼女は、えみにバイバイした後帰る電車がない。
なので、当初から、ウチにお泊まりコースってことで、参加表明をしていた。
それでは、時間を遡ろう。
まずは、なおちゃんとのランチから。

待ち合わせ場所でなおちゃんを見つけたえみは、
泣きながらダッシュで駆け寄りハグしたそうな。
そこまで想われてなおちゃんも本望だろう。
なおちゃんからのLINEでは、
「えみちゃんに会っておしゃべりできましたぁ。
家族に会ったみたいな感じでした!」
とメッセが来た。
よかった、よかった。
で、国際フォーラムで夢の時間を過ごしたえみは、興奮のメールをアタシに送りホテルで一泊。
なかなか寝付けなかったんだろう。
予定では、朝っぱらからウチに来るはずだったが、結局やってきたのは、11時30分。
例の仲間である相方とアタシでえみをウチから歩いて1分のバス停まで迎えに行く。
えみがバスから降りてきた。
ニコニコ笑顔でハグ!
22年ぶりの再会は涙することもなく、違和感ゼロの自然なものとなった。
我が家に着くなり、
「いずみのウチっぽい!!!」
と、棚に飾ってある小物たちを眺めたり、
部屋のレイアウトを見てニコニコ笑っている。
昔と全然変わらん。
なんだか、こそばゆいような、不思議な感覚だった。
そして、お茶を飲みつつおしゃべりタイムが開始。
「自由が丘で待ち合わせても良かったんだけどね…ウチに来て欲しかったんだ。
だってさ、こうでもしないとえみを独り占めできないじゃん。」
「ふふふ。独り占めか!!いいね〜♪」
「うん。次回のイベントやLiveの時は、ホテルなんぞに泊まらないで、ウチに来ればいいよ。それとも、ホテルの方が気楽?」
「いや、いずみんちに泊まる!笑」
素直に嬉しい。
22年ぶりってどんなんだろー?
ってドキドキしてたけど、なんてことなかった。
へみたいなもんだよ。(笑)
会えない時間が愛を育てる、ヒロミゴー的力だな。
そして、自由が丘へゴー。
ぷくも全然変わってなかった。
「中学卒業以来だっけー?」
「やだー。いずみのもえみのも、結婚式行ったわよー!」
「まじか!?昔過ぎて忘れてた。」
ははははは!と、終始笑いっぱなしだった。
ランチはぷくの提案で、えみが結婚式のパーティを開いた「カスタネット」をチョイス。

美味しい。楽しい。居心地がいい。
この3人で会うのはある意味異色なのだが、そんなこたぁ、無問題。

チーズバーガー、ガチで美味しかった。
そして、今まで聞くのを躊躇していた、震災後の話しもいろいろ話してもらった。
兎角、美談ばかりがメディアでは取り上げられるが、
実際にはとんでもないことも沢山あったそうな。
大変だったんだね……
と、いくら言葉で言ったとしても、実際にその場に生きた本人たちにしかわからない経験だろう。
そんな壮絶な出来事を当事者から聞かせてもらっただけでも、アタシにとっては大きなことだった。
楽しい時間はあっという間に過ぎる。
ぷくと別れた後は、相方と自由が丘のホームで待ち合わせて池袋に向かう!
はずが、ヤツが珍しく遅刻すると連絡があった。
アタシたちは副都心線の池袋駅に行くため、東横線に揺られていた。
渋谷について、そのまま副都心線に直通運転で池袋!
のはずが、なんとアタシらは折り返し運転の東横線に乗っていたらしい。
気づくと、2度目の代官山駅に到着していた。(笑)
慌てて、階段を上り渋谷方面のホームへ行く。
やってきたのは、急行。
おいおい、まじかよ。
クソ暑い中、えみと今の現状をゲラゲラ笑い、次の電車に乗り込む。
このまま、一気に池袋だ!
と思いきや、乗った電車がまさかの渋谷折り返し。
おーーーい!なんでやねーん!
普段、渋谷折り返しにめったに当たらないのに、急いでいる時に限って…。
渋谷到着。
エレベーターを上り、副都心線のホームへ行く。
この時点で、待ち合わせの5時は過ぎている。
……ヤバイ。
各メンバーに遅刻する旨を伝える。
LINE、メッセンジャー、とそれぞれ媒体が違うからちと面倒くさい。
すると、みんなから「Excel、ないよ!」のメッセが入ってくる。、
アタシの希望で待ち合わせ場所は、
「池袋のプリズムガーデンのエクセルシオールの前」としていた。
(エクセルがない?何を寝ぼけたこと。)
そう思ったが、アタシの方が寝ぼけていたようだった。
なんと、エクセルは閉店し、ドトールになっていたのだ。
さらに、待ち合わせ場所が見つからないというこずのメッセに対し、
「芸術劇場の方!」と、間違った情報を流すおまぬけさんのダメ押し。
池袋に疎いアタシがしきるのがそもそも間違っていたのだ。
こずは、素直に芸術劇場に向かい、「ココじゃなーい!」と、どうにか自力でエクセル、もとい、ドトールの前に辿りついた!と返事が来た。
すると、またまた、びっくり情報が入る。
「なぐも先生といるから!」
(ん?なぐも先生?)
実は、今回の宴にえみがサプライズでゼミの恩師であるなぐも先生を招待していた。
デザイン業界では、知らない人はいないほどのすんばらしい先生。
そして、めちゃくちゃご多忙。
ひょんなことから、震災後、えみの近所の小学校の子供たちに、絵の指導に行っている。
だもんで、えみとなぐも先生はちょくちょく連絡をとっていた。
で、「えみが東京に来るなら!」と、時間を作って下さることになったのだ。
でも、お仕事が終わってからいらっしゃるから、アタシたちがお店についてしばらくしたら来るとえみから聞いていた。
「えみ!なぐも先生が待ち合わせ場所にいるって!!
全然サプライズになってない!
いや、もう既にサプライズになってるか!」
「えぇー!?まじで!?」
そう。
律儀な先生は、予定を断りえみのために待ち合わせ場所に集合してくださったのだ。
そのあたりをえみにメールや電話で伝えたのだが、
アタシたちはずーっとおしゃべりに夢中。
さらに、地下鉄だから、電波入らず。
あとで、先生からの着信をみて驚愕した次第。
池袋に到着したはいいが、アタシも不慣れである。
こずに伝えたのと同様、芸術劇場に行っちまって、
地下から行けたものを、結局地上に出て、ぐるりと回ってプリズムガーデンに到着した。
30分の遅刻。
ありえない。
アタシの人生の中で、こんなにも遅れてしまうなんて。
嗚呼、それも、大先生をお待たせするなんて。
おかげで、飲み会の間中、アタシの遅刻は突っ込まれ続けた。
おそらく、今後5年間はこのネタが繰り返されること必須。
以前も書いたが、この例の仲間たちは、同じデザイン学校の出身だ。
アタシはえみと仲良しってことだけで、この仲間たちと仲良くさせてもらっている。
だから、みんなが当時の学校の思い出を語ってもよくわからん。
そりゃそうだよ、アタシは短大に通っていたんだから。
でも、飲み会や、卒業してからの遊びの集まりには、同じゼミの仲間と同様に誘ってもらっていた。
青春時代を楽しんだ大事な仲間たちだ。
その楽しい仲間でもあり、小学校からの大切なえみが遠く離れた土地に嫁いでしまった。
「アタシさ、えみが結婚するのはすっごくうれしかったけど、岩手に行っちゃうのは本気で嫌だったんだよね。
だから、この22年間、えみのところに1度も行かなかったのかもな。」
まさかの告白。
えみ、笑ってた。
単なる意地っ張りの子どもである。(笑)
そんな、ガキンチョのアタシに、まっさきに東京に来ることを知らせてくれて、
「みんなに会いたいんだけど、アレンジお願い!」と頼ってきてくれたことが何よりも嬉しかった。
だから、飲み会ではホストに徹した。(はず)
公約通り、えみはみんなに譲り、
先生に遅刻したことを30分おきに突っ込まれては謝り(笑)
みんなの笑顔を写真に撮りまくっていた。
そうそう。
やっぱり、待ち合わせ場所に先生が来た事はみんなにとっても驚きだったらしい。
そりゃそうだよ。サプライズなんだから。
「いずみ、よく黙ってられたなー。」
アタシがサプライズべたなのをよーく知っている相方が褒めてくれた。
「俺が先生も呼ぼうか?って言った時に、
『先生を呼んでもアタシは卒業生じゃないからつまんないもーん!』なんて言ってたもんな。笑」
「そりゃ、あーた、こっちは必死よ。
えみに『みんなには内緒ね!』って釘さされてたんだもん。」
「でも、誰よりも先に待ち合わせ場所に来たのが先生だったっていうオチになるとは!」
みんな、大爆笑である。

かんちゃんとえみとわたる。
あの頃と変わらない大笑い画像だ。
自分のカメラの腕の良さにうっとりだ。

なぐも先生の笑顔は天下一品である。

お店のお兄ちゃんにとってもらった全員集合画像。
そして、4時間半が経過。
そろそろ、えみの乗る夜バスの時刻が迫ってきた。
みんなで、西口のバス停に向かう。
22年前、えみが嫁ぐことを心からお祝いできなかったお子ちゃまのアタシはもう居ない。
「また、会おうね!」
本気でそう言えた。
順番にみんなとハグしてバイバイ。

最高の笑顔で、えみは帰っていった。
ちょっと寂しさが漂う中、アタシたちは駅に向かう。
そして、みな、それぞれのウチに戻るのだ。
副都心線組のアタシたちを、上から手を振って見送ってくれるわたるとかんちゃん。

このメンバーはこういうさり気ない優しさをみんなが持っている。
翌日のえみからアタシたちへのお礼のメールにこう書いていた。
「……大好きな人たちとは、たとえ「会えない時間」が長かったとしても、
そんなことは全然影響しないということがよくわかりました。
感動で、感謝で泣いたりするのかとも思ってましたが
意外と「夏休み明けに逢ったような感覚」で、これから来る「会わない時間」に対する不安もなく…
多感なときのちょっとの時間しか共有していないのに「濃い時間」だったと改めて思います。」
うん。その通りだ。
またきっと会える。
その思いがあれば必ずあの笑顔にまた会える。
そして、我が家にはこずがお泊まり。
このパターンもだんだんと定着していっている。
アタシも彼女をお客さん扱いせず、そこそこの(笑)お構い加減でもてなした。
翌日の遅い朝ごはんは、フレンチトースト風のクロックムッシュ。

おやつの時間に食い込んだ遅いお昼ごはんはコチラ。

市販のトマトソース×2種をベースに、
ナスとズッキーニをガーリックで炒めて合体。
ツナも隠し味程度に入れてさっぱりめのトマトパスタにしてみた。
ちゆちゃんも遊びに来たので、相方もお呼びして、なんと5人という我が家にしては大所帯のランチとなった。
異種メンバーのランチは想定外に盛り上がり、楽しいひとときを過ごした。
こずからは、遅くなったけどお誕生日プレゼント!と、こんな素敵ななモノを頂いた。

やばいっしょ。
全部好きなモノばかり。
どうしてわかっちゃうんだろ?
やはり、赤い糸伝説の君は凄いな。
奇しくもアタシがこずに用意したおみやもゼリー!(笑)

こずがFBに上げてくれたので、画像を頂いてきた。
白金ラ・メゾンのフルーツゼリーだ。
お店こそ違うが、同じゼリーをチョイスするあたり、赤い糸のなにものでもない。
土日の2日間。
正直疲れなかった訳ではない。
でも、22年ぶりにえみの笑顔に会い、
再会で大喜びする仲間たちに触れ合い、
さらに、我が家ではこずがまったり過ごしてくれた!
これほど嬉しいことはない。
帰り際に、わたるが
「幹事、おつかれさん。」と声をかけてくれた。
こずが帰った後には、相方から、
「この2日間、ホントに楽しかったな。
いずみ、ホントにがんばったな。」
と、労ってくれた。
自分では、ホントにザックリとしか計画せず(長居したいがために、池袋のお店は敢えて予約をせずに飛び込みで決めたのだ。)
こんなんで大丈夫かなーと、若干の不安はあった。
が、結果的にはこのゆるい感じがOKだったのかもしれない。
遅刻はまずかったけどね。
やはり、次回は池袋はやめよう。
テリトリーである渋谷か、無難な新宿にしておこう。
いや、また、えみが夜バスで帰るとなると池袋は必須となるのか。
よし!えみが次に帰って来るまでに、
池袋マスターとなるべく、お勉強しておくしかあるまい。
そりては、みなさま、今夜もステキングな夢を。
PR
この記事にコメントする
プロフィール
HN:
まぎー
性別:
非公開
カレンダー
最新記事
(06/07)
(08/09)
(08/05)
(08/05)
(08/04)
P R