B型インフルにかかっちまったむっく殿。

何も言ってこないので、調子に乗ったアタシは仕事に励んでいた。

が、急に不安になった。



（もしかして、LINEができないほど悪化しているのか？）



夜になって、連絡をしてみた。

……生きていた。

熱は、最高でも38.4度ということで大したことはない。

（我が家では、38.5度以下はあまり心配されない。）



「食欲はどう？」

「実は、お腹空いてきたんだよねー。」

「成城石井でけんちんうどんでも買って帰ろうか？」

成城石井のお惣菜のURLを送ってみる。



「うーん。なんかちょっと違う。」

「何か食べたいものは浮かぶ？

ごはん？パン？パスタ？」

「うーん。パスタかな？

それか、日吉のベンダー。」

「あらららら！ベンダー！？

そんなん食べられるの？」



ちなみに、ベンダーとは、正式名は｢vendor×vendor｣と言い、「チキンオーバーライス」のお店である。

https://retty.me/area/PRE14/ARE35/SUB3501/100001188838/

要は、混ぜないチキンライス。

ごはんはサフランライスで、その上に炒めたチキンと玉ねぎ、特製ピクルス、マッシュポテト、レタス…などなどが乗っかっている。

トッピングもいろいろ。

ガチで美味しい。



ただ、インフル患者が食べたいと思うとは想像だにしなかった。

だって、結構重いんだもん。



「お母さん、半分こずつしない？」

「おーいいよー！

だったら、大盛りにして半分こすればいいんじゃね？」

「それな！」



ベンダーは普通盛りでもかなりボリューミーなので、大盛り（無料）にすれば、

いい感じで満腹になれると踏んだのだ。



ベンダーのラストオーダーは21時45分。

急いで仕事を切り上げ、渋谷から超満員の通特に揺られ、ギリギリセーフで滑り込む。

いろいろメニューはあるが、むっくイチオシのアボカドの乗った、店名でもある「ベンダー」の大盛りと、トッピングピクルスの別売りを購入。

ついでに、Macで北海道ミルクパイも買ってきた。(笑)



ウチについて、早速2人の晩ごはんタイムに突入した。

↓↓↓コレを仲良く半分こ。



相方にもらった、吉祥寺の美味しいメンチカツもわけっこした。

ホントに、病人の食事なのか？(笑)

2人で笑いながら食べた。



確かに具合はよろしくなさそうだ。

じわじわと頭痛がするらしい。

あと、肩の関節が痛いらしい。

おそらく、リンパのあたりでないかと。

鼻水もだらだらでている。

熱は、37度前後をうろちょろしているんだと。



「どのぐらいおきに熱はかってるの？」

「1時間とか、30分とか。」

「アホか。なんで、またそんな間隔ではかるかなー。」

「だって、あっ！出たかも！って思ったら、はかりたいじゃん。

それに、暇すぎてやることないんだよ。

寝ても、すぐ目が覚めちゃうし。」

なかなか、厄介なB型君である。

（ちなみに、むっくの血液型もB型。ｗ）



「これなら、一気に高熱が出て、うぅー具合悪いーっていう方がましだよ。」

なるほど、それも理解できる。

この手の具合の悪さはタチが悪い。

ま、一気に高熱が出るのも、それはそれで辛いだろうけど。



そんなこんなで、

「ベンダーって美味しいよね！」

「たっきーのメンチ、美味しいね！」

と、2人でモリモリ食べた。

そして、なんと、奴はミルクパイまで平らげた。



「そんなに食べて大丈夫なの？」

「なんか、めちゃくちゃ食べ物を欲してるんだ。」

こいつも、アタシ同様、本能で生きている。

「むっくもみんみもさ、昔から病気になっても、絶対に食欲が落ちないんだよね。」

「確かに。(笑)」

「だから、回復も早いんだよ。あとは、寝れば完璧だ。」

「それな。でも、寝れる自信ない。」

「そこだよねー。どうやったら寝られるかなー。羊でも数えなね。」

「……うん。(^_^;」



先ほど、夜の分の薬を飲んでいた。

「俺、薬飲むのがうますぎる。」

と、自画自賛していた。

いや、20歳の成人なら、カプセルぐらいスルッと飲めるのがふつーだから。(笑)



くま家の法則。

食べる+寝る＝治る。

兎に角、これを実践して、早く治ってくれることを祈るのみである。



そりでは、みなさま、今夜もステキングな夢を。