大寝坊をかました。

起きて度肝を抜かれた。

しかし、意外にも冷静に行動している自分がいた。



ゴミ捨てして、シャワーを浴びて、

洗濯機を回し、むっくに声をかける。

『今日はオフなんだよね？

申し訳ない！

洗濯機が終わったら干しておいてくれる？

で、具合大丈夫？』



『あ…おはよ。洗濯物、OK。』

力なく答えるむっくをおいてウチを出た。

ほぼ予定通りの出発時間だ。

これなら提出に間に合う。

嗚呼、むっくがウチにいてくれて助かった。



昨日はかなり遅くまで代表とコンサルのNさんと作業に没頭した。

ようやく、あとは、出すだけ状態にしてラボをでた。



『今から帰るねー』

というアタシのラインにむっくから返信あり。

『おつかれー！

俺、風邪引いたみたい。』

とな。

『大丈夫？』

『…たぶん。』



心配は募る一方だが、日吉に着く寸前に

『まさかとは思うけど、

駅までお迎えなんて無理だよね？(笑)』

と、非情なラインを送った。



すると、心優しいむっくは、

『いいよー。

いつも降ろすところで待ってて。』

と、返事をくれたのだ。

なんたることよ。

まるでシンデレラのようじゃないか！



そして、ほどなくしてロバート君が見えてきた。



『ありがとう。ホントにありがとう！』

何度もお礼を言うアタシに、

『いやいや、大丈夫だよ。』

『今日は仕事だからさ。

…許してね。』

『前も言ったけど、遊びの時でもいいんだよ。』

『ほんとにー？』

『大学始まっちゃったから、

運転する機会が減っちゃったからさ。』

『確かに。じゃ、遠慮しないで頼むね。』



むっくは発熱しながらもお迎えに来てくれた。

お礼に、帰りにファミマに寄り道して

ゼリーだのなんだのとヤツの食べたいものを買った。



具合の悪い息子を呼び出す鬼母であるが、

歩く元気はないし、タクシーの列に並ぶのも辛かった。

むっくよ、何度も言うがほんにありがとう。



で、ウチに到着し、残務整理というか、

メールでのやりとりをして床についたのが2時過ぎ。

寝坊しちゃいかん！

と、自分に言い聞かせて寝たのにこのざまよ。



ま、地獄の通特に乗れたから、

おそらく10時にはラボに着くだろう。

予定クリアー。

いやー、危ないところだった。



これだけみんなでがんばったのに、

提出に間に合いませんでした…

じゃ、しゃれにならん。

っつうか、ペナルティーどころじゃないだろう。



病気のむっくを迎えにこさせた罰が当たったんだな。

やはり、寝かせてあげておくべきだったんだ。

海よりも深く反省。

今度は元気なときに迎えに来てもらおう。

ってか、むっくが早く元気になりますよーに。

と、取って付けたように書いてみる。(笑)



そりでは、みなさま、ステキングな金曜日を。