夕方も5時を過ぎた頃。

相方とアタシは、新宿へと向かった。

もちろん行き先は大つけ麺博の第2陣に出陣するため。



まずは、いちばん気になっていた、伊勢海老、サザエ、アワビのスープのかけそば。

具なしの、まさに「勝負しに来ました！」的な1杯だ。



確かに美味しい。

でも、やはり魚貝類のスープが得意でないアタシにはちょっとね。^^;

じゃあ、なんでわかっててトライするんだ？とお思いになるだろう。



そりはね、

「いつか、海老の出汁でも『旨い！』と言える一品に出会えると信じている」から。

これは、まさにロマンなのですよ。



で、気を取り直してお次のお店へ。(笑)



ずっと食べたかった、ドリルマンの鶏白湯。

ところがだ。

期待値が高すぎたせいなのか。

スープがね…濃い。

というか、しょっぱい。



濃口好みの相方も、

「ん？濃いね。」と言っていたほど。

とりあえず2人で完食してスープ割りする。

「ん？まだしょっぱい。」

ふたりして笑っちまった。



で、再度スープ割り。

出来上がったスープは、最高に美味だった。

おいおい、どうしたんだ？ドリルマン。

配合を間違えちゃったの？

それとも、こんなに濃い味がデフォルトなの？(笑)



ま、いろんなお店があるわな。

ってことで、次にかける。

これまでの二店舗の麺量がとても軽めだったので、

相方と二口ずつ食べておしまいになっていた。

お店によっては、4口ずつ食べられたりするので、

この辺りの麺量のさじ加減はお店に託されているのだろう。



期待をかけた3店目。



麺屋音の濃厚鶏塩そばだ。

これは絶対にいけるはず！！

そう信じてスープを一口。

「やばっ！旨っ！」



麺量も結構ある。

2人で最後の一滴まで堪能した。

期待以上の美味しさだった。



そして、ラストのお店をどこにするかで悩んだ。

手打ち麺を売りにしている手打焔（ほむら）か、

全粒粉のお蕎麦風の麺で、鶏魚介スープのたか松にするか。



列の長さでいうと、焔はとんでもない人気だ。

たか松はお世辞にも人気爆発とは言い難い。

あくまでも、列の長さでの判断。

ただ、焔の店舗前には、栃木内の大会で何度も優勝した経歴が書き並べてある。



よし。

ココは、評判を信じてみよう。



なんて言うかなぁ。

手打ちってこんな感じなのね。

って感じかな。(笑)

元々、縮れ麺があまり好きでないアタシ。



なので、「太くてめっちゃコシのある縮れ麺」っていう印象だった。

スープもほかのお店の半分の量しかない。

ん？なんで？

チャーシューもペラペラの薄いもの。

豚しゃぶみたいな感じ。



期待が大きすぎたのかなぁ。

決してまずくはない。

むしろ美味しいと思う。

でも、好みではなかったってこと。



麺屋音を堪能した段階で、アタシは既に満腹だった。

なので、焔も一口もらえれば十分。

苦しいーと言いつつ、二口もらっちゃってたかも。(笑)



でも、これで終わるのは何か納得がいかないものがあった。

相方のお腹の方はまだ余裕があるらしい。

｢よし、たか松で締めよう！｣

アタシたちは、大勝負に出た。



濃厚鶏魚介スープと、全粒粉の細麺。

スープを一口舐めてみた。

「当たりだよ！大当たり！」

相方とアタシは、狂気乱舞した。



賭けに出てよかった。

麺はまるで日本蕎麦を思わせるような、繊細なお味。

美味しい。

コロコロチャーシューもとても美味しい。



スープ割の時に、黒七味と乾燥したアオサと、

麺に絞る用に付いていたカボスを絞ったら、また違う美味しさを味わえた。

カボスは、敢えて麺には絞らなかった。

カボスの香りは大好きだけど、絞っちゃったら最後、ずーっと残っちゃうのがちょっと嫌だったんだな。



蕎麦派の相方は、

｢たか松が今日の一番だ！｣

と目をキラキラ輝かせて言っていた。



アタシは自他ともに認める無類のうどん派である。

それも、讃岐うどん系の太いタイプが好き。

これでストレートの太麺だったらなぁ〜

と、不届き発言をしていた。

スープだけだったら花丸を上げちゃう。



なので、今日のアタシのMVPは麺屋音の濃厚鶏塩そば。

つけ麺博なのに、ラーメンに軍配をあげるなんて…

ちょいと悔しいけど、それほど美味しかったんだから仕方ない。



ラスト二店舗はほぼほぼ相方に食べてもらったが、

今のアタシは、満腹中枢がメーター振り切っちまったやばい状態だ。

いくら麺量が少ないといえ、食べすぎた。

早く横になって牛になりたい。(笑)



大きな目玉がないと思われた第2陣だったが、

なかなかどうして、ドラマを味合わせていただいた。

9店舗からどれを食べるかをチョイスするのはとても大事なことなのだ。



アタシの中のつけ麺博での美味しさを決めるルールっていうのがありまして。

相方とシェアして、ひとくちふたくちは美味しくても、果たして1人前食べても飽きないか？

あと、リアル店舗にも行きたいと思えるか？

このふたつである。

この二つが叶ったのが先程書いたけど、今日の中では、麺屋音。

第１陣の中では、肉玉そばおとど。



おいおい。

つけ麺博なのに、両方ともラーメンじゃん。

…だから、つけ麺博なのにラーメンに侵食されていっちゃうんだよ。



サンジや鶴嶺峰、翔は来るけど今回はラーメンなんだよな…

どうして来ないんだろ？

つけ麺博に出るメリットがないのかなぁ。

まぁ、全部アタシの好みのお店の話だけどね。

出店しているお店の味が大好きっていうお客さんもたくさんいるだろうから。



この後、アタシの好きな稲葉、とみ田、くり山が待っている。

あと、北千住の混ぜそばとか、仙台の極旨味噌そばも興味ありあり。

特に、第5陣のラインナップがヤバすぎ。

好きなタイプが目白押し。(笑)

その為にも、月曜日から金曜日までは、粗食に耐え、つけ麺博でのハイカロリー摂取を相殺せねばな。



そりでは、みなさま、今夜もステキングな夢を。