ひじょーに濃ゆい週末を過ごした。

ココにも書いた通り、

あたしゃ、8、9日の2日間を

みりこさんこと、漫画家であり、Tシャツやらバッグやらの

グッズ販売を手がけるたけだみりこさんに捧げた。



30年近い間、大尊敬し続け、

アタシの愛読書の数々を生み出してくださっている、あのみりこさんである！



前日の金曜日は遠足前の小学生の如く、

興奮してほとんど眠れなかった。

でも、予定通り5時半に起床し、

搬入の準備に間に合うようウチを出ることができた。



アホなおいらが道に迷うといかん！と、

相方が一緒にビックサイトまでつきあってくれるという、

過保護状態まで引き起こした。



しかし、アタシはやっちまった。

日吉駅までのバスの中で、ふと思ったのだ。

出展者専用パスはちゃんと入ってるかな？と。

「ない！！」

血の気が引いた。

あれがなければ、お手伝いどころか、

入場すらできん。

バッグの中、ポッケの中、全てひっくり返したが…何処にもない。

ウチでまだ寝ているみんみにLINEをした。

もしかして玄関あたりに落ちてはいないかと思って。



みんみからは

「落ちてないよー」の悲しいお返事。

兎に角、一度ウチに帰ろう。

相方とアタシは、日吉駅に着くと、

すぐさま折り返すバスに乗り込んだ。



頭の中を整理してみた。

夜のうちにパスと一緒にみりこさんから送って頂いた、

お手紙、パンフ、地図をミニクリアファイルに入れ、

いつものボディバッグに入れた。

そして、当日の朝、トートバッグも持って行こう！

と、急に思い立ち、タオルやらを詰め込んだ。

で、何を思ったか、ボディバッグからクリアファイルを取り出し、

トートに移し替えたのだ。



ただ、その移し替えをどの時点でやったのかが定かでない。

玄関に落ちてないということは、

外に出てから入れ替えたのか？



そんなことを考えながら、真っ青になっているうちに降りるべき日大グランド前に到着。

相方が、乗り込んだ時のバス停に走ってみに行ってくれたが収穫なし。

やや小走りに、でも目はキョロキョロとしつつ、一路我が家へ。

バス停からウチまでは歩いてものの1分。

この短い距離にアタシは落としちまったのか？



ビンゴ！



ウチの一軒家軍団の前にある私道のど真ん中に、パスは落ちていた。

ガチでホッとした。

っつうか、アホか、アタシは。



道路で入れ替えしてたんだな。

で、その時、クリアファイルからポロっと落ちた。

で、気付かぬままバスに乗り込んだ。ってことだ。



嗚呼、バス中で確認してよかった。

もし、あのまま気づかず行ってたら…

今、思い出しただけで吐き気がする。



そんなことで、かなりの時間をロスした。

予定では、ビックサイトに8時に到着する計算だった。

実際には、30分遅れの8時半に着いた。

みりこさんには、8時から8時半の間に行きます！と、伝えておいたので、

とりあえずはクリアー。



運が良かったと言うべきか、

みりこさんも8時に着くはずが、まさかの渋滞にはまり、

アタシよりも若干遅れての到着。

もし、予定通り8時に着いていたら、

かなりの時間をぼっちで過ごさねばならななってわけだ。

不幸中の幸いってやつ？^_^;



ちなみに、アタシのこの大騒動の陰で、

相方も地味にやらかしていた。

この日は、ヤツも別件で出かけることになっていた。

だから、アタシを見送った後は、

時間を潰しつつ、目的地に行くはずだった。





ところが、ウチにiPhoneを充電しっぱなしで置いてきてしまったのだ。

一度、ウチに帰ったのに…！

アタシがパスをなくしたと気づいた時に、

iPhoneの置き忘れにも気付いていれば。



かわいそうに…アタシを送り届けた後、またも日吉に戻ったそうな。

ほんに、申し訳ないことをした。



そんなこんなで始まったデザインフェスタのお手伝いだった。

いっちゃん最初にやらかしてしまえば、

あとは多少のことにはビビらないだろう。

そんな前向きな思いを秘めて、

憧れのみりこさんとの出展準備が始まった。



アタシの他にもお手伝いの方がいらした。

1日目はみりこさんの学生時代からのお友だちのけいこさん。

2日目のお手伝いは、お友だちののりさん。



類は友を呼ぶんだね。

けいこさんものりさんも超絶素晴らしい方々だった。

それぞれのキャラクターがいかされた接客に感動したおいらだった。



準備の方は、順調に進んでいく。

決して大きいとは言えない、ふつーの自家用車に、

もはやギネス級の技で詰め込まれた品々たち。

運転席以外は、全て商品たちという車でみりこさんは静岡からやってきた。



次々と商品たちを陳列していく。

折りたたみ式のテーブル、

組み立て式のポール、つっぱり棒、

ジャバラの木製のパーテション…

衣装ケースにハンガー…



2時間ちょいで、お店は出来上がった。







素晴らしい、素晴らしすぎる。

ベイビーから大人のXLまで取り揃えるTシャツ、トレーナー、パーカーたち。

超人気の肩掛けトートバッグをはじめ、

ワンショルダーのトートや、お手軽に使えるランチトート。



しおりやケータイケース、ハウスキャップなどなどの、細かい雑貨たち。

エプロン、缶バッチ、マグネットまである。

これら全てに、みりこさんから生まれたキャラクターがプリントされている。

どれもこれも魅力的な商品ばかり。



開場時間の11時になると、

館内は渋谷のスクランブル交差点と化した。

閉店の19時までほぼ同じ状況が続く。



アタシがステキング！と思うように、

お客様もみりこさんのキャラクターたちに惹かれている。

うれしい、うれしすぎる。



肩掛けトートやランチトートは、

黙っていても売れていく。

お洋服類は、若干の接客が必要だが、

それでも、買うお客さんは、ものの数分で決めていく。

やはり、お買い物というのは、

直感というか、一目惚れ的な要素が大きく作用するのだろう。



途中、休憩をいただき、他のブースも物色してみた。

ガチで迷子がでるはずだ！

と、納得できる人、人、人。



あっという間の1日目が終了した。

翌日も出展するので、片付けはなし。

商品に布をかけて解散した。



2日目は陳列の準備がないので、

10時過ぎに到着するようウチを出た。

出展者パスを首から下げて。w

もちろん、ジャケットの下に見えないようにね。





何事もなくビックサイトに着いた。

が、ど肝をぬく光景が繰り広げられていた。

まだ、開場まで1時間あるというのに、

チケットを持ったお客さんが長蛇の列を作っている。

まるで、ディズニーランド状態。

チケットをこれから購入…という人たちの列もとんでもないことになっている。



デザインフェスタ、恐るべし。



昨日の様子はこんな感じ。







土曜日と違うのはファミリー層が増えたこと。

故に、子供服への食いつきがかなり見られた。

お孫ちゃんに買って帰る…という老夫婦もおられて、

思わず、自分を重ねてしまう。

アタシもこんな風にお買い物できる日が来るんかなー？

なんて、ニヤニヤしてしまった。



不安定なお天気にもかかわらず、人の波は延々続いた。

あっという間に夕方。

ちょいと落ち着いた頃、アタシもお買い物をさせていただいた。

もちろん、みりこさんの、ShopMajopで。



サイズがなかったり、好きなデザインがないものは、

注文させていただいた。

さらに、お手伝い特典のTシャツも選ばせていただいた。

そして、図々しくも、サインまで書いていただいたのだ！

1日目の分。



2日目の分。



セイシュンの食卓時代のキャラクターである、

うさぎとサルを書いていただいた。

これ以上の幸せがあるだろうか？

…ない！



19時の閉店とともに、みりこさんのご指示のもと、

のりさんとアタシはお片づけに燃えた。

山盛りの商品たちが、2時間後には、

もとのように車に収まった。

のりさんと、

「これは、神業としか思えない。」

と、感動に浸った。



みりこさんに別れを告げ、のりさんとアタシはりんかい線の国際展示場駅へ。

初めてお会いしたと思えないほど、

心地よい会話をさせていただいた。



この2日で出会った素敵な人たち。

大勢のお客さま。

何よりもみりこさんのお店のお手伝いをさせていたことは、大きな喜びであった。



この感動を相方に伝えた。

2人で考えた結果、

この出来事は、例えて言うなら、

相方が大尊敬する水木一郎アニキと

丸2日間、コミケで一緒に同人誌を売る！

という状況に匹敵するのではないかと！(笑)



みりこさん、本当に声をかけてくださってありがとうございました。

また、機会がありましたら、懲りずにご連絡をいただければ幸いです。



そりでは、このシアワセを反芻しつつ、

今週も張り切って働きマッスル！